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全社員が利用するデータ活用基盤をクラウド化データドリブンな営業活動を推進

株式会社伊藤園では、全社員が利用する営業情報系データ活用基盤「見れる君」をクラウドへ移行。「Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)」のデータウェアハウスクラウド「Oracle Autonomous Data Warehouse(以下、ADW)」とBIクラウド「Oracle Analytics Cloud(以下、OAC)」を活用し、ITコストの最適化、データ活用の高度化などの効果を手にしています。

市場の変化、ITの進化に機敏に対応し事業に貢献

 「お~いお茶」ブランドをはじめとする飲料のメーカーとして、日本の生活者にその名が広く浸透している株式会社伊藤園(以下、伊藤園)。「お客様第一主義」を社是として掲げる同社は「お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会を実現する」というミッションのもと、茶系飲料のほかに野菜飲料やコーヒー飲料、ミネラルウォーター、炭酸飲料、乳飲料などを扱っています。1966年の創業以来のリーフ事業として、各種の「茶葉」や「ティーバッグ」「インスタント」製品の開発や原料の仕入れ、加工、包装、販売までを一貫して手掛けるほか、米国シアトル発祥のコーヒーショップ「タリーズコーヒー」を日本で展開するなど、ショップ事業も推進。「世界のティーカンパニー」を目指し、米国、東南アジアを中心に「お~いお茶」ブランドの飲料・リーフ製品やグローバルブランド「MATCHA GREEN TEA」の販売を行っています。同社の研究開発拠点と工場は国内6カ所に広がり、全国各地に営業所を展開。直営店の数も全国90店舗に及び、従業員数は単独で 5,200名強に上ります。(2024年4月30日時点)

 そうした同社の社内システムの企画・開発・運用を担っているのが情報管理部です。同部の基本方針について部長の青柳 敏夫氏は次のように説明します。

 「当社のような消費財メーカーは市場の変化に機敏に対応していくことが求められますが、それは事業を支えるITシステムについても同様です。テクノロジーの目まぐるしい変化、進化に機敏に対応しながら、ビジネス現場の業務改善や生産性向上に役立つ先端技術を選り抜き、組み合わせ、事業に貢献していくことを常に目指しています」

株式会社伊藤園 情報管理部 部長 青柳 敏夫氏
株式会社伊藤園 情報管理部 部長
青柳 敏夫氏

 同社は2009年、基幹業務システム(財務・会計、販売監視などのシステム)のリプレースを機に、営業情報系データ活用基盤「見れる君」をオンプレミス環境で構築しました。目的は、基幹業務システムと連携し、販売実績データを一元管理して見える化すること。1000を超える紙ベースの帳票を電子化、データ検索機能として「汎用検索」と「定型フォーマット検索」の2つを提供しました。

 「見れる君は、営業担当者を中心にした全社員が使用します。見れる君によって、すべての商品についてお取引様の販売実績データが単一のソースから入手できます。全社員が同じ条件のもとで可視化されたデータを共有して対話できるようになり、スピーディで的確な意思決定に役立てられています」(青柳氏)

図1:伊藤園のデータ活用基盤のシステム構成イメージ
図1:伊藤園のデータ活用基盤のシステム構成イメージ

データウェアハウスの運用自動化を目指しADWを選択

 オンプレミス環境で長年稼働していた見れる君のデータウェアハウスのハードウェア更改を迎えるにあたり、後継基盤をどうするか2018年9月より検討を開始します。オンプレミス含め複数のクラウドについても比較検討を重ね、クラウド環境への移行を決定。自律機能、コストメリット、処理性能に優れたADWを選定しました。

 「企業ITの中心がクラウドへとシフトする中で、環境の変化に対して柔軟かつ機敏に対応できるものをとの思いから、そのデータ基盤をクラウドへと移行すべきとの考えに至りました。また、見れる君のような情報系システムは、朝・夕にアクセスが集中するなどシステム負荷が大きく変動します。オンプレミスですとピーク時の負荷に合わせたキャパシティで導入しなければならず、投資に無駄が発生しがちです。それに対しクラウドサービスなら、リソースをコントロールでき、コストも抑制できると考えました。そこで、情報系システムの構築パートナーにデータウェアハウスクラウドの提案を依頼したところ、ADWが最適ではないかとの話をもらい、具体的な検討・検証を経て、その提案を採用したかたちです」(伊藤園 情報管理部 システム運用課 課長 永木 公也氏)

 クラウド移行した見れる君は、現在、全社員約5,200人が利用しており、常時ユーザとしては営業部門を中心に1,000人以上が日々利用しているといいます。

株式会社伊藤園 情報管理部 システム運用課 課長 永木 公也氏
株式会社伊藤園 情報管理部 システム運用課 課長
永木 公也氏

 同社では、基幹系ERPシステムにオラクルの「Oracle E-Business Suite」を使用していますが、そのことがADWの採用に影響を与えたわけではないといいます。ITのパートナーも製品も、適材適所の発想で常に比較検討を行い、伊藤園にとって最適なベンダー、製品を選り抜くことを信条としています。実際、基幹系ERPシステムと情報系システムの構築パートナーも異なり、オラクルのERPを使っているからデータウェアハウスもオラクルの製品にするという考えは一切なかったとのこと。

 「それでもADWを選んだのは、まず、当社の保有する膨大なデータ量を処理する性能に大変優れていたこと。加えて、自律機能によってシステムリソースのオートスケーリング、パッチ適用、バックアップ、復元など、運用の自動化を可能にする製品だったからです。当社がADWを採用した2019年当時は、日本企業での活用例はほとんどなく不安もありましたが、ADWの先進的技術とその将来にかけ、投資を決断しました」(青柳氏)

AI・機械学習を見据えてOACを採用

 クラウド化による本番稼働をした見れる君は、それまで汎用検索機能に使用していたBIツールのサポート終了に伴い、後継の検討に入ります。ADWの場合と同様にフラットな視点で複数製品の比較検討を行い、最終的にOACを選ぶに至りました。

 「OACを選んだ最大の理由は、AIや機械学習などの最新のアナリティクス機能を備えていること。これを活用することによって、これまでにない新しい機能を見れる君で提供できる期待が持てたからです」(青柳氏)

 OACを活用した見れる君の新たな汎用検索インターフェースは、2023年12月に全機能がリリースされ、従前システムとの並行稼働期間を経て、2024年6月に新システムに完全移行されています。

インタビュー日:2024年4月25日
※記載の部署・役職名は当時のものです。

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提供      :日本オラクル株式会社 企画/制作   :朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2024年10月31日
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