ネットワンシステムズがフロー解析によるOffice365トラフィックの可視化とセキュリティ自動化の仕組みを実現
「Flowmon」を利用した共同ソリューション

ネットワンシステムズとFlowmonがタッグ

 クラウドやモバイル、IoT機器の利用が加速すると、企業は今後ますますネットワークとセキュリティの課題に悩むようになる。そんななか企業の課題を解消すべくネットワンシステムズとFlowmonの国内輸入総代理店のオリゾンシステムズはタッグを組んだ。

 Flowmonは、チェコ共和国のFlowmon Networks社が展開するネットワークトラフィック監視・分析・振る舞い検知ソリューションで、サービスプロバイダーのような大規模環境から、一般のエンタープライズ企業まで、国内外で多数の稼働実績を持つ。

 一方、ネットワンシステムズは、Office 365の全社導入や顧客へのソリューション提案を経験するなかでNetFlowなどのフロー計測の重要性を認識。2015年にFlowmonの販売パートナーとなり、ネットワンが手がける製品や技術を組み合わせたフローソリューションを展開するようになった。安田氏は両者の取り組みの経緯についてこう話す。

 「Office 365が典型的なのですが、多くのお客様が、クラウド利用にともなうネットワーク帯域やセッション数の増加、パフォーマンス不足で悩んでいます。そうしたお客様の環境を調査するのに適したツールがFlowmonでした。以来、LANやWANを含めて本番環境でフロー計測を活用しています」(安田氏)


トラフィック可視化とセキュリティ自動化で共同ソリューションを展開

 現在、Flowmonを活用した共同ソリューションとして提供しているのは「Office 365ネットワークアセスメント」「Flowmon ADS(Anomaly Detection System)監視ソリューション」「Cisco Prime Infrastructure(PI)連携ソリューション」などだ。

 Office 365ネットワークアセスメントは、Office 365を適切なパフォーマンスで利用するためにネットワークを調査し、改善案を提案するサービスだ。Office 365のアセスメントは、機器のパフォーマンスを見るだけというサービスが多く、ネットワークトラフィックの観点から品質の改善提案するものはほとんどないという。安田氏によると「お客様からの要望が格段に増えている分野」だ。

 また、Flowmon ADS監視は、Flowmonにプラグインを追加し、振る舞い検知を行ってダッシュボード上で管理できるようにするソリューションだ。さらに、このFlowmon ADSとCisco PIを連携させ、セキュリティインシデント検知後の対策を自動化し、ネットワークの可視化や統合監視に役立つソリューションがPI連携だ。

PI連携図
PI連携図

 「特定の端末を必要に応じて遮断したり、隔離することでネットワークの安全性/安定性を確保したりできます。ネットワークとセキュリティ対策の両方を同時に実施し、運用の自動化を実現できることが大きなポイントです」(スハルトノ氏)

 クラウド時代に入り、ネットワークの重要性は高まるばかりだ。「分析と可視化」を実現できる製品と、それを活かす「経験、技術力」のタッグは、ユーザーにとって大きな助けとなるはずだ。


インフォメーション
orizon netone
提供:オリゾンシステムズ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2019年3月31日
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