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座談会レポート第3回: オフライン環境でウイルスを検知/駆除する現実解

製造現場に多く存在する、インターネットに接続されていないオフラインの端末にも、ウイルス感染の深刻なリスクがある。たとえば、USBメモリなどを経由して感染するマルウェアの脅威だ。「モノ作り」の現場では、このリスクに対してどのような認識、対処をしているのか?トレンドマイクロとZDNetが共催した「担当者が本音で語る製造業・オフライン端末のセキュリティ座談会」からお伝えする。

オフライン環境でウイルスを検知/駆除する現実解

 さて、ここに登場したA社、C社、H社、I社が共通して導入している、オフライン環境下でも安心して使えるセキュリティ製品がある。トレンドマイクロの「Trend Micro Portable Security(以下、TMPS)」がそれだ。一見、USBメモリと見間違える外観だが、端末のUSBポートに挿し込んで使うウイルス検索/駆除ツールである。ネットワークにつながっておらず、アンチウイルスソフトが入っていないオフライン端末も、TMPSを挿すことでウイルスチェックを行うことができる。デバイスに内蔵されたソフトウェアがウイルスの検索/駆除を行うので、対象端末にアンチウイルスソフトがインストールされることはない※1。インターネットに接続された管理用のPCに接続すれば、自動的に最新のパターンファイルを取得できるので、新種のウイルスにも対応できる※2。

 海外工場でのウイルス感染に悩むA社、H社は、ウイルスを侵入させないことに力を入れるよりも、TMPSで定期的なチェックを繰り返すことで、ウイルス感染の拡大を防いでいる。海外から出荷される装置は必ずチェックするというが、悩みは「USBポートに1台1台挿し込んで使うので、いっせいにチェックすることができない。台数が多いときは面倒に感じる」ことだという。もっともTMPSにより海外工場から出荷される端末のチェック体制を強化できたとA氏。現在、A社は新たな工場をインドネシアに設立しようとしているが、TMPSがあれば製造ラインのチェックも行いやすくなると期待を寄せる。

 協力企業からのウイルス持ち込みに悩んでいたC社だが、2年前からTMPSを活用しているとのこと。導入にあたっては他社製品も検討したが、「オフライン環境で最新のパターンファイルでウイルスチェックができるのはTMPSしかなかった」とC氏。現場では「ウイルス感染は起こるもの」という前提で、定期的なTMPSによるチェックにより被害の拡大を防ぐ。入り口ではなく出口を塞ぐほうが効率的だと実感しているという。

 I社でもTMPSで定期的なウイルスチェックを行っている。ただし同社の場合、先にも挙げたようにUSBメモリの使用をユーザによって制限している。したがってウイルス感染の率はそれほど高くないが、TMPSによるチェックはI氏のように権限をもっているユーザが1台1台行わなければならないので、その点を面倒に感じることはあるという。

 TMPSの使用感にはおおむね満足しているユーザ各社だが、共通した不満としては「64ビット版がない」「Windows 2000以前のレガシーOSに対応していない」の2点を挙げる。とくに製造ラインでは「Windows 2000はまだまだ現役。Windows MEが稼働している環境もザラにある」(A氏)とのこと。TMPSの導入を検討しているD社も「研究室で使われている分析機器などは古いOSのままであることが多く、しかも"壊れるまで使う"と豪語するユーザも多い。レガシーサポートはぜひともお願いしたい」と要望する。これに対しトレンドマイクロは、64ビット対応をはじめとしてサポート対象範囲を拡大したバージョン1.5を6/11にリリース。レガシーサポートに関しては、「マイクロソフトのサポートが切れているOSについての対応は、個別に相談内容を伺っていきたい」としている。

 同様にTMPSの導入を検討するB社は「これまで大きなトラブルがなかったので"これからも大丈夫なのでは"という漠然とした安心感がある。だが、漠然とした安心感は漠然とした不安とも隣り合わせ。やはりこういったツールで安全性を担保したほうがいいように思えてきた」とのこと。トレンドマイクロはTMPSの検証機貸し出しも行っているので、近いうちに夜間業務などを利用して試してみたいと語る。

 ノートPCで現場のセキュリティチェックを行っているというG氏も、TMPSの持ち運びの容易さに注目する。「こんな小さな筐体を挿すだけでウイルスチェックから駆除までできるというのは非常にありがたい」と導入を検討したいという。

ポイント

  • オフラインであることを過信しない! 定期的なウイルスチェックは必要である
  • オフラインで「これまでウイルス感染がなかった」としても、今後は分からない。実際に多くの感染が報告されている
  • オフラインの環境に特化したウイルス検索・駆除ソリューションも存在するので、活用を検討したい

 ここまで、通常は聞くことが難しい”オフライン環境のセキュリティに関する現場の実態”について、座談会の模様をお送りした。すでに対策を取っている企業の声も複数聞くことができたのは大きな成果で、オフライン環境のセキュリティに悩む企業などでは大いに参考にすべきだろう。

 とはいえウイルスの感染を防ぐには、TMPSのようなツールだけではなく、やはりユーザの意識も重要となる。現場のスタッフを管理する立場にあるE氏、F氏は「目に見えてすぐ効果はあらわれなくとも、ユーザに対するセキュリティ教育はしつこいくらい繰り返す」としている。こうした地道な努力とTMPSのようなツールの組み合わせが、オフライン環境をウイルス感染から守る防波堤となることを覚えておきたい。

(*1) ウイルス検索時に、一時的に検索対象端末にドライバおよびローカルHDDにファイルを作成するが、検索終了後、検索対象端末に当該ドライバおよびファイルは残らないようになっている。

(*2)管理用コンピュータでパターンファイルをアップデートした時点での、最新パターンファイルでウイルスチェックを行う。事前のアップデートは必ず行ないたい。

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