様々なシーンで利便性の高い、安心できるリテール決済を提供する「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」カード業界で圧倒的シェアを持つTISの力で、高い信頼性と安全な運用を実現

デジタル口座サービスなど6つの軸でサービスを提供するPAYCIERGE

 PAYCIERGEは6つの軸でサービスを展開している(図2)。1つ目がペイメントUXで、事業者との協業により、決済を融合したユーザーエクスペリエンス(UX)となるサービスを創造、提供する。2つ目が全体の中心となるデジタル口座サービスで、即時払いのブランドデビットASPサービス「DebitCube+」、前払いのブランドプリペイドASPサービス「PrepaidCube+」、後払いのクレジットASPサービス「CreditCube+」の3つからなり、銀行口座の使い勝手を向上させて、消費者に多様な支払い手段を提供する。

図2.PAYCIERGEのサービスラインナップ 図2.PAYCIERGEのサービスラインナップ
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 3つ目がペイメントファシリテータで、加盟店管理や精算、QR決済接続など決済加盟店側に特化した対面・非対面を統合した多様な決済アクセスとマーケティング機能を提供する。4つ目がデジタル・リスクマネジメントで、取引不正検知、ID不正検知などの規制対応、不正防止を柱とした安全対策をサポートする。5つ目がペイメント基盤サービスで、24時間365日運用、クレジットカード情報保護のためのセキュリティ基準PCIDSS対応など決済特有の基盤サービスを高可用性オープンソース基盤で支える。6つ目がデータ利活用で、サービスをつないで、ユーザー主導のパーソナルデータの見える化と、業際をまたがるデータ連携によるインサイトの提供を目指している。

 これらのPAYCIERGEのサービスを支える基盤として重要な役割を担っているのが「NUTANIX」のハイパーコンバージドインフラ(HCI)だ。PAYCIERGEは2013年にサービスを開始したが、サービスメニューの拡張と利用企業の拡大の中で、2018年にシステムリニューアルを行い、NUTANIXを採用した。「NUTANIXで、クラウドライクな拡張性、ディザスターリカバリ(DR)基盤との連動性、ソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS)の概念によるストレージ提供など多くの機能を実装、高い可用性を持った基盤を構築することができました」(関氏)。

「NUTANIX」を採用、セキュアで高い信頼性を持った基盤を構築

 TISがNUTANIXを採用した理由は2012年から社内でVDIとして使って実証実験し、使い込んできたこと、ペイメント基盤サービスの他のサービスで先行して利用してきた経験から、堅牢で拡張性に富んだ基盤だと評価したことの2つだ。

ニュータニックス・ジャパン合同会社 マーケティング統括本部 マーケティング本部 本部長 河南 敏氏
ニュータニックス・ジャパン合同会社
マーケティング統括本部
マーケティング本部 本部長
河南 敏氏

 「NUTANIXはNutanix Enterprise Cloud OSとしてクラウド・ソフトウェアを提供していて、2019年1月末現在で導入企業はワールドワイドで12,410社、国内でも800社を超える勢いです。金融分野ではセキュリティの懸念からクラウドへの移行を躊躇する企業もありますが、NUTANIXはあらかじめセキュリティに関する規約に準拠した形で製品を開発、出荷しています。そのため、インフラ構築の際にセキュアな環境を迅速に実現でき、管理者の負担を軽減し、多様なサービス提供が可能になります」とニュータニックス・ジャパン マーケティング統括本部 マーケティング本部 本部長 河南 敏氏は説明する。

 TISでは、キャッシュレス決済はデジタル口座の台頭により、銀行口座の使い勝手を改善しながら、購買データの取得・活用を通じて、総合的な生活・金融サービスの起点となると考えている。そこで、キャッシュレス決済を行いたいと考える企業が必要な機能をPAYCIERGEにつなげることで、スピーディーかつ安価に使うことができるようにするためのオープンなプラットフォームを目指していく。

より便利に、スマートに、安全・安心に決済が利用できる社会を目指す

 法改正や規制緩和によって可能になる状況に対する新たな取り組みも積極的に推進している。そのひとつの例が給与のデジタルマネー払いであるペイロールだ。規制緩和により、給与のデジタルマネー払いが解禁されることになった。そこでTISではPrepaidCube+に給与デジタルマネー払い機能を追加、2019年夏頃にサービスを開始する。活用企業は銀行口座ではなく、プリペイドカードなどのデジタルマネーに給与振り込みができるようになり、従業員はデジタルマネーを使っての買い物や送金、ATMでの現金引き出しが可能になる。決済シーンが様々な分野に広がっていく中で、特に力を入れているのが交通系だ。2018年には中国人のインバウンド客を対象に、アリペイが那覇市の沖縄都市モノレール「ゆいレール」の改札機で直接利用できるようにする実証実験を行っている。

 TISでは、PAYCIERGEで世の中の決済シーンをもっと便利に、もっとスマートに、そして、安心安全に利用できる社会に変えていくことを目指している。その例として上げられるのがIoT決済だ。5Gネットワークの普及でIoTサービスは今後どんどん身近なものになっていく。冷蔵庫がインターネットにつながり、冷蔵庫の食材を把握し、足りないものはタッチパネルからすぐ注文ができて、決済も完了する。それが当たり前の日常になる。そうしたあらゆるシーンの決済に対応できるのがPAYCIERGEだ。「便利で安全なサービスを当たり前に知っていて、誰もが当たり前に使える、決済における“次の当たり前の社会”を、NUTANIXの高い信頼性と柔軟性を兼ね備えた基盤の上で、決済が必要な企業の皆さんと一緒に創っていきます」と関氏は語る。

提供:SB C&S株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2019年9月30日
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