リモートアクセスのセキュリティ確保は重要な経営課題に
こうしたネットワークセキュリティを高めていくための取り組みは、多様なモバイルデバイスの普及と、リモートアクセスへのニーズの高まりを受けて、単なるシステム管理上の問題ではなく、今後は企業の経営課題のひとつとなっていくことが予想される。
日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)による、「2011年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」では、同年における「漏えいした個人情報1件あたりの平均想定損害賠償額」が、4万8533円になると試算されている。ネットワークを介した業務が増加するにつれ、そこに流れる情報を守るためのセキュリティポリシーの策定と、その適切な実装は、社会的な要請に加えて、企業のビジネスを守るために必要な要素のひとつともなっている。
リモートアクセス導入を検討するにあたっては、そのセキュリティレベルを高く維持し続けるための方法についても、合わせて検討すべきだ。もちろん、認証製品を選ぶにあたっては、企業のセキュリティに関する成熟度に合わせて、柔軟な規模の拡大や機能追加が可能か、さまざまな認証方式に対応し、それらを自由に組み合わせて使うことができるか、運用管理が容易かといった点を吟味して欲しい。ソリトンシステムズのNetAttest EPSは、その際の有力な選択肢のひとつとなるはずだ。