ストレージの「コスト」「性能」「運用管理」はこれからどうする? -ストレージ管理に悩む企業の福音となる「東芝クラウドストレージアレイサービス」

近年、企業の情報システムは、増え続ける「データ」をいかに管理していくかという課題を抱えている。特に、情報システム担当者が頭を悩ませているのが、データを適切に保存するための「ストレージ」をどのように調達し、利用していくべきかという問題だ。運用管理の効率を高めつつ、ビジネス要件に応じた性能と容量を迅速に確保し、なおかつ導入コストも削減しなければならない。これらの課題を解決したい企業にとって、魅力的な選択肢のひとつとなるのが「東芝クラウドストレージアレイサービス」である。

 近年、企業の情報システムが抱える大きな課題のひとつが、増え続ける「データ」をいかに管理していくかというものだ。「情報爆発」という言葉が聞かれるようになって久しいが、ビジネスとITとの関係の深まり、インターネットとスマートデバイス、IoTの急速な普及といった要因が相まって、企業が取り扱わなければならないデータの総量は、文字どおり爆発的に増加を続けており、その勢いは衰えそうにない。

 このような状況下で、情報システム担当者が頭を悩ませているのが、データを適切に管理するための「ストレージ」をどのように調達し、利用していくべきかという問題である。ITシステムの利用シーンの拡大、システム利用者の増加、システム自体が生みだすデータ総量の増加は加速を続けており、どの程度の「性能と容量」を持ったストレージを調達すれば、償却期間の運用を維持できるかの予測はますます困難になっている。

 近年では、仮想化技術の発達により、コンピューティングリソースについては「プライベートクラウド」のような形で、社内での集約と効率的な利用が進んできた印象がある。一方で、ストレージシステムについては、先ほどのような事情から、部門レベルでの個別調達や最適化が定着しており、全社レベルでの集約や最適化はなかなか進められていないという企業も多いのではないだろうか。

 ストレージシステムの全社規模での集約、最適化を進めるのが難しいのには「コスト」面での理由も大きい。数年後の容量および性能上の要件を予測するのが難しければ、基本的に「不足」が起きないよう、想定可能な最大限の容量、性能で見積もりを行っておく必要がある。それは結果的に「過大な初期投資」となってしまうのだ。また、大規模なストレージシステムの計画立案から購入、本番稼働までには最短でも数カ月かかるのが一般的で、スピードを増しているビジネス側の要請に合った、迅速なストレージの調達は、今後ますます難しくなると考えられる。

 ストレージシステムの調達における「容量や性能予測の困難さ」「過大な初期導入コスト」「ビジネス要請に応じた迅速な対応の難しさ」といった課題を解決したいと考えている企業にとって、魅力的な選択肢のひとつとなるのが「東芝クラウドストレージアレイサービス」(TCSAS)である。

エンタープライズストレージの性能と柔軟なリソース管理を両立


東芝インダストリアルICTソリューション社
商品統括部ストレージソリューション商品技術部参事
石塚健太郎氏

 TCSASについて、東芝インダストリアルICTソリューション社、商品統括部ストレージソリューション商品技術部参事の石塚健太郎氏は「エンタープライズクラスのストレージが提供する、パフォーマンスや安定性、信頼性といったメリットと、柔軟な調達や容量、性能拡張が可能なストレージサービスのメリットを合わせて企業に提供するものです」と説明する。

 このサービスを利用するユーザー企業は、あらかじめ多数のディスクドライブとストレージコントローラを搭載したラックシステムを「リソースプール」として自社内に設置する。

 ユーザーは、このリソースプールの中から、用途に合わせたサイズと性能を持つ「仮想ストレージアレイ」を構築し、利用することができる。仮想ストレージアレイには、ストレージコントローラの性能、SSDキャッシュ量、搭載可能なディスクドライブの数によって「Baby」から「Blazing」までの5種類があり、搭載できるディスクドライブも容量や性能、対応する規格(eSSD、SAS、SATA)から自由に選択することができる。

 作成した仮想ストレージアレイは、運用の最中であっても、必要に応じてスケールアウト、スケールアップを行い、容量とパフォーマンスを柔軟に変更できる。使い終わったストレージアレイは、未使用リソースとして開放し、また別の用途に利用することも可能だ。いわば、ストレージ専用のプライベートクラウドを社内に設置し、自由に運用できる環境が手に入るというわけだ。

「使った分だけ月額課金」で初期導入コストは不要

 TCSASの大きな魅力は、その価格体系である。先ほど「ユーザー企業は、社内にリソースプールを設置する」と説明したが、この段階では一切の費用はかからない。ユーザーが「仮想ストレージアレイ」を作成した段階で、その容量や性能に応じた費用が月額単位で発生する。

 価格は、利用するリソースごとに分かりやすく設定されており、例えば最も小規模な構成であれば、6万円/月前後からの利用も可能だ。また、一時的な業務負荷増大に対応するため高性能、大容量のストレージアレイを作成し、状況が落ち着いた後に通常の構成に戻すといった使い方も出来る。常にリーズナブルな価格で利用することが可能だ。

 つまり、ストレージの調達において大きな問題となっていた、必要容量および性能の予測が困難であるがゆえの「過大な初期投資」を避けつつ、ニーズに応じた迅速なストレージの構築と配備が可能となっている。

 ちなみに、1つの仮想ストレージアレイには最大で80基のディスクドライブを搭載でき、リソースプール全体では最大構成で3500基のディスクドライブを搭載可能という。部門レベルの小規模なファイルサーバから、ビッグデータ分析のための大規模データストアにまで利用可能なスケーラビリティを備えている。

ZadaraのSDS技術により性能干渉のない利用環境を実現

提供:株式会社 東芝 インダストリアルICTソリューション社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2016年3月31日
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]