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アプリケーションのモダン化に最適!
VMware Cloud on AWSの
最新情報をレポート

オンプレミスのvSphereワークロードをアマゾン ウェブ サービス(AWS)上で展開し、AWSの各種サービスとも容易に連携可能なソリューション「VMware Cloud on AWS」。2021年10月にはAWSの大阪リージョンでの提供も始まり、災害対策のニーズにも対応した。2022年3月23日に開催された「VMware Cloud on AWS Day」の模様をレポートする。

VMwareとAWSの協力関係が日本の顧客に与える価値とは

オープニング対談「VMwareとAWSで実現する"ビジネス"のトランスフォーメーション〜戦略的提携が日本のお客様のリアルなデジタル戦略にもたらすものとは?」では、ヴイエムウェアクラウドサービス事業部 事業部長 神田 靖史 氏とアマゾン ウェブ サービス ジャパン技術統括本部 エンタープライズソリューション本部長の巨勢 泰宏 氏によって、両社の事業ポリシーや協力関係についての説明がなされた。

Amazon.comは「地球上で最もお客様を大事にする企業」であることを使命とし、その考えはグループ企業であるAWSでも同じだ。巨勢氏は「例えば、2021年は年間で3084の新機能をお客様にお届けしました。この90%以上はお客様のフィードバックに基づいたものです。自分たちが作りたいものに固執するのではなく、お客様中心の開発を愚直に続けています」と語った。

神田氏もVMwareも本質的に同じ考えてあるとし「個人的にお客様やパートナー様にお伝えしていたVMwareの文化は、お客様にとって、あったらいいなと思うものを製品化・サービス化して提供し、それをあってよかったと思っていただける実装のお手伝いをする、やがてはなくてはならない存在としてのアドバイザーになっていくことです」と話した。

VMware Cloud on AWSは、2016年10月にAWSのイベントで発表された、VMware vSphere環境をAWSクラウド上で稼働できるサービスだ。オンプレミスで稼働しているシステムをクラウドに容易に展開できるとして、さまざまな用途での注目を集めている。2018年に東京リージョン、2021年には大阪リージョンでも展開が始まった。

神田氏は、VMware Cloud on AWSが、平均57%のコスト削減効果を産んでいることも明かした。Amazonグループが2040年までに脱炭素100%を実現するよう取り組んでいることから神田氏は、利便性もさることながらSDGsの観点でもAWS上のサービスを利用することが有益だと話を向けた。

これを受けて巨勢氏は「一般的なデータセンターと比較し、二酸化炭素の排出が88%少ない運用をしており、好評いただいています。オンプレミス環境からVMware Cloud on AWSへ移設すると、脱炭素のメリットを享受できます」と説明した。

移行だけでなく、クラウドネイティブ化まで実現する
VMware の AWS ソリューション

ヴイエムウェア デベロッパーアドボケイト 柳原 伸弥 氏のセッション「クラウドネイティブを具現化する VMware の AWS ソリューション ー コンテナアプリケーションの構築、実行、管理、監視を支援する VMware Tanzu のご紹介」では、VMwareとAWSによるソリューションによって実現できるクラウドネイティブな環境についての情報が共有された。

柳原氏は、アプリケーションのモダン化について言及。クラウドネイティブなアプリケーションを展開していくにあたって、従来システムの資産を生かそうとするとさまざまな制約が生じてしまう。一方で新規のアプリケーションなら過去のしがらみは考慮しなくてもよい。開発者としてはソースコードに集中したいので、インフラについてのモチベーションは高くないため、すぐにクラウドネイティブなアプリケーションが作れるプラットフォームでの開発を好む。

しかしながら、企業がもつアプリケーション資産のうち、大きな価値を創出しているのは、既存のもので、たとえクラウドネイティブな新アプリケーションを1つ2つ作ったとしても、既存アプリケーションをモダン化しないことにはビジネスの価値は出しにくい。そこで、既存アプリケーションをコンテナ化したり、分割したりしようと考えるも、影響分析やリスクの調査などが必要になってうまく進めることはできないといった状況に陥っているパターンは多い。

柳原氏は「コンテナ化やアプリケーションの分割は手段である『How』の部分です。何がしたいかという目的である『What』の部分は、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)の定義を見れば分かります。本来やらなければいけないのは、回復性、管理力、および可観測性がある、そういったアプリケーションを作るという目的のはずです」とし、アプリケーションのモダン化は、アプリケーションそのものに加え、ビジネス、カルチャー、デプロイ、環境の5つの観点から実施していくべきとして、次のような一例を示した。

  • アプリケーション (Application):直近では変更を加えたくない
  • ビジネス(Business):利用者が多く今も成長していて、今後も注力対象と考えている
  • カルチャー(Culture):メンバーの成熟度が高くないため、直近は従来の開発、また運用方式をそのまま踏襲したい
  • デプロイ(Deploy):運用の観点では、クラウド運用の担当者は現在育成中
  • 環境(Environment):今後に備えてモニタリングや状況予測などを強化していきたい

このような状況にある企業の場合、一番重視されるのは環境なので、最初の段階では現行の仕様のままクラウドへ移行し、そのあとの段階でアプリケーションのモダン化のために改修する段階に移っていくことが望ましい。VMware Cloud on AWSは、最初の段階を担うソリューションだ。

VMware Cloud on AWSによってクラウド環境に移行できれば、AWSの各種サービスを使ってモニタリングや予測、ネットワークのルーティングなどのインテグレーションによってサービスレベルを高めていくことができる。次のステップである、アプリケーションの改修の段階では、VMware Cloud on AWSにコンテナ環境をもたらすTanzu Servicesがある。既存の仮想マシンを分析し、コンテナイメージを生成できるサービスを利用すれば、既存のワークロードを容易にモダンにすることが可能になる。

柳原氏は、「メニューから選ぶだけで、コンテナ環境ができあがります。Kubernetesがなんたるかを知らなくても環境を用意できます。何が今一番必要なのかというのを把握した上でコンテナ化やマイクロサービス化など、クラウドジャーニーを描くことができるのです」とそのメリットを伝えた。

VMwareとAWSで実現するクラウド基盤のトランスフォーメーション

イベントのクロージングセッションでは、ヴイエムウェアクラウドサービス技術本部 本部長の小林 政明 氏と、アマゾン ウェブ サービス ジャパンISV パートナー本部 部長/パートナー ソリューション アーキテクト である河原 哲也 氏による対談が展開された。

VMware Cloud on AWSはマネージドサービスのため、オンプレミスと違って、ハードウェアの導入や故障対応、ソフトウェアのライフサイクル管理などは不要だ。利用企業はアプリケーションの開発のみに専念でき、そしてハードウェアの減価償却などもなくクラウド移行ができるサービスであることも改め紹介された。

なおAWSはKubernetesマネージドサービスである Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) を提供している。小林氏が、VMware Cloud on AWSにてコンテナ環境を生成できるTanzu Servicesとの住み分けについて質問すると、河原氏は次のように回答した。

「オンプレミス環境をなくしてAWSへ移行してAmazon EKSを使っていただく場合もありますし、ハイブリッド環境でオンプレミスをうまく使い続けたい場合は、これまでのVMwareのスキルセットを活用いただけるTanzu Servicesの利用もあり得ると思います。さまざまな選択肢をご提供できるという意味では、大歓迎な連携であると考えています」(河原氏)

小林氏は最後に、「クラウド移行自体がお客様のゴールではなく、ビジネスを加速するためのアプリケーションのモダナイゼーションがゴールだと考えています。そのために我々とAWS、そしてパートナー企業が一体となってご支援させていただきます」と、今後の抱負を語ってくれた。

提供:ヴイエムウェア株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2023年1月31日
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