今こそ、IT部門における“失われた20年”を取り返す時 「運用の自動化」でIT部門の山積する課題に立ち向かう

 「開発元のNkia社がOS毎に作成しオプションで提供している点検ポリシーが約200種類、そのほかに当社で作った約300件のサンプル・ジョブスクリプトがあります。これらのスクリプト資産を用いることで、運用管理者はすばやく、簡単にベストプラクティスを活用できるでしょう(図2)。当社では2019年12月29日まで『自動化ジョブ無償提供キャンペーン』を実施中で、これによりさらにジョブを増やしていきます。さらに将来的には、ユーザーが作成したジョブスクリプトを投稿してもらい、ユーザー同士で共有できるようなコミュニティサイトを用意することも検討中です」(香取氏)

 さらに、POLESTAR Automationの主要機能である構成管理機能では、毎朝ハードウェアやOS、アプリケーション等の情報を収集し表示するとともに、ジョブスクリプトでさまざまな設定情報の収集を自動化したり、設定状況の差分を時系列で収集することを自動で行ったりといったことも可能だ。強力なレポーティングエンジンも搭載されており、構成情報の一覧表をすばやく作成する「ライブオブジェクト照会」や、定期的に構成情報、ジョブの結果、そして日常点検の結果推移集計などを作成する報告書作成が可能である。

 「最近では、PCキッティングの自動化ジョブも人気ですね。POLESTARならソフトウェアを指定した順序でインストールしたり、それだけでなく細かな設定をすることもできるため、より効率的です」(香取氏)

お客様ニーズで作成したサンプル・ジョブ類
お客様ニーズで作成したサンプル・ジョブ類

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図2 ワイドテックが自動化ジョブ無償提供キャンペーンで提供しているサンプル・ジョブスクリプト(抜粋)

日本のニーズを踏まえた強化もありより多くの企業に役立つツールへ

 V3では、GUIエンジン刷新もさることながら、他にも大きな変更が加えられている。中でも注目の新機能が、管理対象へのエージェントレス対応と、API連携機能の搭載だ。

 「以前のバージョンではエージェント方式のみでしたが、POLESTAR Automation V3では新たにエージェントレスでも利用可能となりました。なお、エージェント方式はセキュリティなどの面で優れているため、ご要望に合わせて使い分けられるようにしています。API連携機能も大きなポイントですね。モニタリング製品のZabbixなど外部ツールとの連携が可能になり、人手を介さず自動化できる範囲が広がることで、システム運用はさらに効率化されていくでしょう。また、日本国内のSIパートナーも、このAPI連携を活用しようとしています」と香取氏は説明する。

 ワイドテックでは、日本でのPOLESTAR Automation販売代理店として、セミナーや展示会などの活動も積極的に行い、より多くのユーザーと接点を持とうとしている。直近では、10月に幕張メッセで開催されるJapan IT Week秋にも、Nkia社と共催で出展する予定だ。

 「日本でのPOLESTAR Automation販売は、3年目に入ります。当社は日本企業のニーズをNkiaに伝え続け、製品に反映してもらう活動を続けてきました。扱い始めた当初に比べると、ずいぶん日本のニーズを取り込んでもらえました。価格も従来の同等製品の1/5~1/3に設定し、OSSの保守料金とも競争できるようにすることで間口が広がりました。今では、サーバ数十台~100台ほどを運用する『ひとり情シス』のような企業でも、容易に導入できるほどです。まずは評価版に触っていただいたり、当社が全面的に支援させていただきPoC環境を作っていただいたりするなどして、その良さを実感していただければと思います」(香取氏)

提供:株式会社ワイドテック
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2019年12月31日
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