スマートデバイスに忍び寄るセキュリティ被害 3部作 第3話 IT管理者の苦悩編

元SEの経歴を生かした圧倒的なテクノロジーの描写力でZDNet読者に挑戦!

 銀行の取引システムを支える技術屋たちの奮闘を描く「リブート!」、電力会社の社員が深刻なトラブルに立ち向かう「TOKYO BLACKOUT」、元天才ハッカーが息詰まる国際サイバーテロに巻き込まれる「プロメテウス・トラップ」--。テクノロジーに詳しい読者ほどのめり込む福田ワールド。

  「スマートデバイス」「セキュリティ」をテーマに、ウィルスに感染したり、端末をうっかり紛失したりする困った従業員たちの顛末を描いた前回まで。そして今回は、ついに管理者の苦悩が爆発します。セキュリティに関する検証・監修はトレンドマイクロが担当した、完全無料公開のストーリーを下記よりお楽しみください!

中小企業IT管理者の苦悩編

「ウイルスチェックの件、今日やらないとまずいですか?」

「大変です。スマホをどこかに落としてしまいました! どうしましょう、あの中にはお客様の住所録も入っていて――」

「ちょっと教えてよ。どうもさっきから、スマホが勝手に電話をかけてるようなんだ」

「営業部長が、スマホがウイルスに感染したかもしれないと言われてます!」

ほとんど悪夢のようだ。

(誰か、俺を助けてくれ――!!)

今度こそ、兼田の胃がきりきりと痛み始めた…。

解説
Fソリューションズ総務課に勤務する兼田氏の悩みは、社員が好き勝手に使っているスマートフォンの管理、という名の後始末だ。
「ここまで忙しくなったのは、スマホやタブレット端末でグループウェアにアクセスするのを許可してからだよな…」とぼやく兼田氏を、今日も電話の嵐が襲う…。

福田和代(ふくだ・かずよ)

 1967年神戸市生まれ。
 神戸大学工学部卒業後、システムエンジニアとなる。
 2007年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。

 ひたすらアルセーヌ・ルパン全集にかじりついていた、小学校低学年のころ。なぜかウェスタン小説に移行した小学校高学年。中学で文庫本を知り、シェークスピアやオー・ヘンリーに好みは移り、高校でようやくSFに邂逅!SFが書きたくて理系に進むも、だんだん好みはミステリに移行して、 いまに至ります……。(話すと長いの!)

 たまに梅田・三宮・新宿・銀座の酒場に出没しています。

http://www.fukudakazuyo.com/profile.html

Twitter: @kazuyo_fuku

提供:トレンドマイクロ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2012年7月17日
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