製品概要
ファイルを日常的に社外とやりとりする機会は、ますます増えています。
しかし、サイバー攻撃が多発している環境下で、従業員が不正に利用する"勝手クラウド"や"シャドーIT"を放置することは大きな情報漏えいリスクです。また、メール添付によるファイル授受も、誤送信、盗聴、なりすまし等のセキュリティリスクから安全とは言えません。
クリプト便はセキュリティ専門家による開発・運用を行っているファイル転送/共有サービスです。意図しないファイル操作を防ぐための画面・権限設計を重視し、お客様からの監査にも丁寧に対応します。また、ファイル操作自動化や事前承認等による誤送信防止、管理者のためのガバナンス・ログ監査機能を提供し、安全・安心に機密情報を扱えるサービスとなっています。
クリプト便は、インターネットを介した電子ファイルのやり取りを、情報セキュリティベンダであるNRIセキュアの高度なセキュリティ技術によって、安全かつ確実に実現するクラウド型ファイル交換サービスです。
◆クリプト便は以下のような課題を解決します。
・ファイルサイズの制限により電子ファイルを送受信できない
・機密情報のやり取りが多く情報漏えいが心配である
・セキュリティが担保されていない無料サービスには抵抗がある
・メディアでの受け渡しに切り替えたら重要データを紛失された
・パスワードがハッシュ化されておらず情報が流出した
・ユーザに暗号化やウイルスチェックを徹底させるのは難しい
・システム管理者が社員からの問い合わせ対応に追われている
【オプション】
・大容量送付
・承認機能(上長承認、事後承認)
・管理者操作ログ取得
・送受信ログ延長保存
・送信ファイルアーカイブ
・オートパイロット(ファイルの自動送受信)
・認証連携機能
・ファイル共有機能
特徴
<特長1>情報セキュリティのプロだからこそ実現できる堅牢性
・国内大手ISP 4社とそれぞれ1Gbpsで接続された高信頼マルチホームインターネットバックボーンに接続し、プロバイダ障害時にも継続してサービスの利用が可能
・多段ファイアウォールとIDSによる不正侵入対策を実施
・ファイル送受信時にウイルスチェックを実施
・通信の暗号化とファイルの暗号化により機密性を向上
・クリプト便システムへのアクセス管理・制御・監査を徹底
・NRIセキュアのプロフェッショナルチームがシステムのセキュリティ診断を実施
・情報セキュリティ格付として最高クラスのAAAisを取得したデータセンターにおいて運用
<特長2>各種ポリシーの設定が可能
ログインパスワード、ユーザがファイルを送信する際に設定するファイルパスワードのポリシーを任意に設定することができます。また送信ファイルの拡張子制限や送信先の制限も可能です。これらポリシー設定を組み合わせることで、お客様独自のセキュリティポリシーに合わせた柔軟な運用が可能です。
さらに、いつ・誰が・どこに・何を送付したか、また、いつ・誰が・何を受信したかといったログがすべて保管され、管理者は必要に応じて閲覧することができます。
<特長3>徹底したユーザ間のアクセスコントロールの実現
クリプト便ではユーザ属性(社内ユーザ/社外ユーザ)をグループ毎の設定により、 アクセスコントロールを行うことができます。異なるグループ間での送受信が不可能なだけでなく、互いを認識することもできません。また、同一グループ内に社外ユーザが混在しているようなケースでも、社外ユーザ同士の送受信は不可能なため、他のグループや意図しない他社へ情報が漏れる心配がありません。
管理者はグループごとにユーザを作成するのではなく、ユーザを作成した後でグループに所属させるため、お客様の組織やプロジェクトなどに応じた柔軟な利用環境の設定が可能です。
さらに、いつ・誰が・どこに・何を送付したか、また、いつ・誰が・何を受信したかといったログがすべて保管され、管理者は必要に応じて閲覧することができます。
<特長4>誤送信防止
クリプト便は、あらかじめ送信先を規制することで、まったく関係のない人に誤ってファイルを送付してしまうことを防止します。もし誤ってファイルを送信してしまっても、送信先が受信する前であれば、送信キャンセルが可能です。
これらにより、誤送信を最小限に防ぐことができます。
<特長5>グローバルIPアドレスによるアクセス制限
クリプト便では従来からある、ID、PWの管理だけでなく、グローバルIPアドレスによる制限機能もあります。これにより、事業所外(自宅など)からのアクセスを制限することが可能となり、より強固なセキュリティを提供します。また悪意のある第三者がファイルを取得するリスクを防ぐ事ができます。