製品概要
対面決済における堅牢なセキュリティ機能を提供するP2PEソリューションが、近年、注目されています。
クレジットカード情報は、SRED(Secure Reading and Exchange of Data)機能を持つカードリーダ(決済端末)で読み取った瞬間に暗号化され、POS等の加盟店ネットワークを通過する場合であっても、クレジットカード情報は暗号化された状態のままP2PEソリューションプロバイダの提供する復号環境に伝送されるためセキュリティ上、非常に堅牢なソリューションです。 さらに、対面加盟店では、PCI P2PE認定済みのP2PEソリューションを利用することで、PCI DSS準拠のための負荷が大幅に軽減されます。
NRIセキュアは2016年7月から国内最初のQSA(P2PE)として、PCI P2PEソリューションの認定に向けた準拠支援サービスを提供しています。PCI P2PEで求められる各種要件とのギャップの分析、効果的な対策案のご提示、訪問審査、認定登録に至るまでをワンストップでサポートします。
・PCI P2PE準拠支援コンサルティング
PCI P2PEで要求される6ドメインおよび付属ドメインに対する効果的な対策方法(ルール・手順の整備、システム対応、物理セキュリティ対策など)について支援いたします。
・QSA(P2PE)訪問審査
QSA(P2PE)資格を保有する専門審査員による訪問審査を行い、PCI P2PE要件における準拠状況を確認します。要件に対する準拠性の確認が出来た段階で、準拠証明書(P-AOV)と詳細レポート(P-ROV)を審査結果として纏めます。※ドメイン2は、PA-QSA(P2PE)による審査が必要となります。
・PCI P2PE認定登録支援
PCI P2PEソリューションとして正式な認定を得るには、QSA(P2PE)審査後、審査結果に対するPCI SSCのレビューと承認が必要になります。PCI SSCによる最終承認を得るまでの期間において、認定登録のための各種手続きや申請物の不備等を含む、フォローアップ支援を行います。
・PCI P2PE更新審査・認定維持支援
PCI P2PEソリューションの認定は、継続維持の為に3年に一度のQSA(P2PE)による再審査が必要となります。またP2PEソリューションにおける一部機能の変更時等においても、状況に応じてQSA(P2PE)による審査が必要となる可能性があります。準拠状況が保たれているか、既にPCI P2PE認定をうけている企業に対して、取得時と同様に訪問審査や認定維持のために必要な各種支援を行います。