東芝ファイナンスは先ごろ、同社が法人向けに提供しているASPサービスのITインフラを刷新した。新たに構築されたシステムでは、サーバ・マシンの性能強化と統合化、さらには、クラスタリング技術やネットワークの多重化によって、全体の可用性と運用性が高められている。また、サーバ・システムのストレージ環境も、EMCのNAS(Network Attached Storage)システムによるストレージ統合ソリューションによって集約され、ストレージ・システムの柔軟な拡張性の確保や、運用管理の手間/コストの削減などが実現されている。ここでは、この新システムの概要を明らかにするとともに、その背後にある東芝ファイナンスのねらいと展望をひもとく。