クラウドインフラを統合的に制御する構成管理ツールとして、これまで、PuppetやChefなどに人気があった。しかし、ここにきて新たなツールとして注目されているのが「Ansible」だ。Ansibleは、デプロイメント、タスクの自動化、構成管理の3つの機能を統合したオープンソースソフトウェアである。
Ansibleは後発製品のため、従来の構成管理ツールの弱点をしっかり補強し、IT環境の自動化プラットフォームとして利用できる。例えば、これまでクラウドの管理では、細かな手順にもプログラミングによる記述が求められていたが、Ansibleでは、そうした作業は必要ない。また、サーバにPython 2.4以降がインストールされていれば、エージェントツールは不要だ。
また、複数の階層で構成される複雑なデプロイ作業をサポートする商用製品で、自動化のための一元的なAPIとAnsible用のGUIを提供する「Ansible Tower」を利用すれば、手間のかかる反復作業を自動化することが可能になる。
本資料は、ビッグデータ分析プラットフォームを提供するSplunk社によるAnsibleソリューションの導入事例だ。同社は、これらの製品の導入により、プロビジョニングと構成のスピードアップを図り、クラウドベース環境内のタスクを管理できるようになった。
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