今さら「クラウドファースト」と主張するのがはばかられるほど、クラウドは企業システムにとって不可欠な存在になっ てきた。とかく海外に比べると遅れていると言われてきた日本市場でも確実に採用が広がっている。それも、情報系や手軽 なサービスだけでなく、重要な情報を扱う基幹系システムでのクラウド移行が増えてきた。
背景には、意外なようだが「クラウドの方が、自社で対策するよりセキュリティが強固だ」と考える企業が増えているこ とが挙げられる。海外では62%の企業がクラウドのセキュリティの方が優れていると考えている。この意識は国内にも及び、 総務省の通信利用動向調査では、クラウド採用の理由として「資産・保守体制を社内に持つ必要がないから」といった理由 だけでなく、「セキュリティが高くなるから」と回答する企業が25%に上った。
本記事では、オラクルがKPMGと共同で実施した調査「Oracle and KPMG Cloud Threat Report 2018」の結果 をはじめ、クラウド時代に求められるセキュリティのあり方について日本オラクルの大澤清吾氏(クラウドプラットフォームソリューション統括 Cloud Platformビジネス推進本 部シニアマネジャー)に聞いた。
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