昨今のITインフラ環境では境界線のないマルチクラウドの利用が加速し、その先には量子コンピューティングの実用化という大きな地殻変動が見込まれている。変化に対応するため、企業にはセキュリティ対策の高度化が求められる。有力な解決策を提示する企業の1つが、「データセントリックセキュリティ」を提唱するタレスDIS CPLジャパンだ。同社が6月23日に開催したオンラインイベント「Thales Crypto Summit Japan」では、量子コンピューティング時代に備えるための暗号化ソリューションと、現在進行中のマルチクラウド化時代におけるクラウドセキュリティのベストプラクティスを提示した。量子コンピューティング技術でも解読不能という「耐量子暗号」技術を提供するISARAの山田氏が、データ暗号化のリスクを解説。特にリスクの高い業種やシステムを、名前を挙げて説明する。迫る危機とその打開策が理解できる内容になっている。