インターネットアクセスを含む各拠点のトラフィックを管理し、セキュリティを維持するには、すべてのトラフィックをデータセンター経由にすることが基本となる。こうした方法を採りながら、通信品質と安全性を両立させるには、高品質WAN回線を冗長構成で利用することが一般的だ。しかし、この方法では、まず維持コストが大きな負担となりやすく、しかも、SaaSなどインターネットアクセスありきのサービス利用率が増加することで、回線の帯域を増やしてもパフォーマンスがどうしても低下してしまう。
こうした課題に対する解決策のなかで、最も有力視されているのがSD-WANだ。従来のWANは利用年数が長くなるにつれ、誰がどのようにネットワークを利用しているのかわからなくなる、いわゆるブラックボックス化していることも珍しくない。そこでネットワークを仮想化して統括的に管理できるSD-WANを導入することで、従来のネットワークを可視化し、何が問題になっているのかが分かるようなる。
本資料は、三菱総研DCSによるSD-WAN導入を解説した事例記事だ。同社はワールドワイドで実績があり、品質補正機能に強みがある「VMware SD-WAN by VeloCloud」を採用し、冗長化された高額回線網を切り替えるなどしてWANの維持費を53%削減。さらにSaaS利用時のレスポンスの改善、複雑化したトラフィックの可視化にも取り組んだ。本資料は、シンプルでフレキシブルなWAN環境を目指している方にヒントを与える事例資料になっている。ぜひ一度ご確認いただきたい。
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