中小企業にとって、DXのような多大な人的・金銭的コストが発生しやすい取り組みを自力で進めることは高いハードルとなる。そんななかトップ自らがエンジニアとなりDXを推進するのが、ホンダのカーディーラーとして福井県で2店舗を運営する創業58年のカワムラモータースだ。同社は「店長を置かない」経営手法で、全国のホンダカーディーラー内で高い顧客満足度を獲得。また、「日本経営品質賞 中小企業部門」を受賞するなど、組織としても優れた評価を受けている。代表取締役社長の河村将博氏が活用するのが、自社アプリ開発のためのローコード開発プラットフォームだ。本資料では、経営ジャーナリストの瀬戸川 礼子氏とカワムラモータース河村将博氏の対談から、中小企業におけるDXの実践と自立型組織を育成するITシステムのあり方を展望する。