ほんの5年前の2015年6月、その年の早い時期に Google から出現したプロジェクトであるKubernetesにまつわる名前と概念に人々は苦慮していた。Kubernetesは操舵手に対する古代ギリシャの言葉にちなんで名付けられた。Dockerが既に普及していたが、コミュニティはコンテナオーケストレーションを中心とする概念を探究し始めていたことが背景にある。2015年6月、Cloud Native Computing Foundation (CNCF)と呼ぶ新しい組織が発表され、Kubernetesは新たなよりどころを得た。スケールアウトアーキテクチャの到来である。
この資料では、コントロールプレーン、ワーカーノード、サービスディスカバリ、ストレージ、ネットワーキングなどKubernetesの基礎知識を説明した上で、Kubernetesが企業のコアインフラにおける普遍的な役割を提供することについて、リサーチアナリストによる専門的な観点から解説する。
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