■格付け結果(調査対象:下記13社)
※株式会社表記・敬称略、括弧内は今回問合せした展開ブランド、格付けごとに五十音順で記載
★★★(三ツ星)
該当無し
★★(二つ星)
インテリジェント(銀座アヴニール)
エスポワール(エスポワール)
オーエムエムジー(オーネット)
キューピッド(キューピッドクラブ)
結婚相談センター(ノッツェ)
ツヴァイ(ツヴァイ)
東京ウェディングセンター(東京ウェディングセンター)
トゥーエ(クラブオーツー)
ハッピーカムカム(ハッピーカムカム)
ブライダル(ブライダル)
★(一つ星)
エディア(エンゼルブーケ)
コスモスプリマリエ(コスモスプリマリエ)
サンマークライフクリエーション(サンマリエ)
☆星なし
該当無し
「お問合せ窓口格付け」は、毎月、各業界の国内大手および自薦・他薦による対象企業のお問合せ窓口の業務内容を、ヘルプデスク協会の国際標準に基づいて設定された評価基準に沿って、一般ユーザが顧客の視点で評価し、三ツ星~星なしの4段階で格付けする、年間企画です。
結婚相談業界13社の格付け結果は、「二ツ星」10社、「一ツ星」3社、「三ツ星」「星なし」は該当無しとなりました。13社の平均は満点4点中、「パフォーマンス」(問題解決に至る実績)評価項目が2.84、「クオリティ」(対応の品質)評価項目も同様に2.84となりました。
結婚相談業界のお問合せ窓口の特徴は、窓口のサポートセンター化が進んでおらず、カウンセラーが直接電話対応するケースが多く見られました。このような電話対応はコミュニケーション力では高い評価となりましたが、一方で顧客が話すまで待つ、通話が長時間になりがちで顧客にストレスがたまることがあります。また、ほとんどが店舗への誘導というビジネスモデルとなっているため、多様な顧客とのコンタクトチャネルの活用には至っていないことが分かりました。
また、過去4回実施してきた他業界(PCメーカー、自動車、旅行会社、金融)と比較すると、結婚相談業界は「クオリティ」評価平均ではそれほど変わらないものの、「パフォーマンス」評価平均ではやや低い傾向にあることが分かりました。
なお、問合せのテーマは「本人もしくは家族が入会を検討する際の、サービス内容や費用等に関する質問」。各審査員は設定に基づいて、事前に各社のWebサイトを閲覧し、FAQ等のセルフヘルプ(自己解決)サービスを確認した上で、実際に各社窓口に電話での問合せを行い、ヘルプデスク協会の国際的な評価基準に基づいた評価・格付けを実施しました。
■お問合せ窓口格付けの主旨
顧客と企業の関係について近年様々な顧客満足度調査が行われていますが、企業と顧客の最も分かりやすい接点である「お問合せ窓口」にフォーカスし、その利用者である消費者が評価したデータはこれまでほとんど見られませんでした。
「お問合せ窓口格付け」は、ヘルプデスク協会の国際スタンダードを用いて、認定された専門家と一般公募によるユーザが、毎月、業界を決めて企業のお問合せ窓口の業務を評価し、格付けを行う新しい試みです。
■「格付け」方法
「お問合せ窓口格付け」は、ヘルプデスク協会の国際標準に基づいて設定された評価基準に沿って、一般ユーザと専門家が顧客の立場から評価し、格付けをします。格付けは三ツ星~星なしの4段階です。
【評価方法】
・一般審査員(公募による一般ユーザ)と、専門審査員(HDI認定オーディタ、認定インストラクターより選抜)が、パフォーマンス(実績)5項目、クオリティ(品質)5項目、計10項目の評価を実施(各項目4点満点で採点)。
・上記の結果を集計し、評価対象の企業ごとに専門評価員が最終的な格付けを確定。
・格付けはパフォーマンス、クオリティそれぞれの平均が下記基準点に達しているかどうかにより確定。
三ツ星:3.5点以上
二ツ星:2.5点以上
一ツ星:1.5点以上
星なし:1.5点未満
・ヘルプデスク協会にて業界全体への評価を加える。
【パフォーマンス評価項目】
1. 平均応答速度
電話が繋がるまで顧客が待っている時間は長すぎないか、何コールで出るか。
2. 電話放棄呼率
繋がらないので電話を切ってしまう顧客の発生頻度(電話を切りたくなるお問合せ窓口ほど悪い)。
3. 通話時間
必要な情報ができるだけ短時間で得られるか。
4. 初回コンタクト解決率
初回のコンタクト(1回目のお問合せ)内で問題や依頼は解決されたか。
5. 顧客満足度
製品およびサービスの満足度。
【クオリティ評価項目】
1. サービス体制
一ヶ所に問合わせれば用が足り、顧客に協力的で、すばやく反応よく対応してくれるか。サポート提供が前向きで、進んで支援しようとしており、顧客に敬意を払い礼儀正しいか。
2. コミュニケーション
顧客と親密な関係を築こうとし、顧客に共感しその心理的なニーズにも応えているか。異文化、異業種、地域格差なども考慮し、顧客の質問の確認や質問の言い換えを行っているか。
3. 対応スキル
顧客の話を良く聞き、顧客の話し方にうまくあわせることが出来、また話し方ははっきりして簡潔か。交渉や衝突時の対応は適切か。
顧客の信頼が得られるプロとしての自信に満ちた対応をしているか。
4. プロセス/対応処理手順
対応時の手順(挨拶、聞く、質問する、解決する、終了するなど)は良いか。顧客に適切に状況を伝え、顧客と一緒になって問題に対応しているか。サポート対象外であっても適切な代替案を提供できているか。顧客の電話は適切に転送または保留されているか。
5. 困難な対応
感情的で怒っている顧客の対応は、顧客の話を中断しない、共感する、顧客の名前を使う、感情を吐き出させるなど前向きで適切か。
顧客に不適切な対応をした場合には、言い訳せずに謝っているか。
エスカレーションは顧客の要望に応じて、正しく行われ、また別の人が対応している場合でもその状況が顧客に伝えられているか。
■企画・監修:ヘルプデスク協会(HDI-Japan)
(運営:シンクサービス株式会社)
(リンク »)
サポートサービス業界の国際機関であるヘルプデスク協会:Help Desk Institute:HDIは1989年設立。世界で広く認められるスタンダードを業界と共に作り出し、トレーニングと認定プログラムを開発。そして価値ある業界情報を提供していくことにより、サポート業界の専門的なニーズにワールドワイドに応えて行くことを目的として設立されました。
■協賛:株式会社オウケイウェイヴ
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1999年7月設立。Web2.0の発想に基づく日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWave」( (リンク ») )の運営 (会員数:約54万人、蓄積されたQ&A数:約910万件)、およびFAQ作成・管理ツール「OKWave Quick-A」や社内外のQ&A型ナレッジ活性化ソリューション「OKWave ASK-OK」等を開発・販売。また、教育プログラム「FAQカレッジ」の開催や、FAQ構築コンサルティング・サービス「FAQ Management」も提供しています。2006年6月20日に名古屋証券取引所セントレックスに株式上場しました。
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