DSLAM市場の競争が激化

株式会社データリソース

2005-06-01 14:00

米国の調査会社インスタット社の調査レポートによると、世界のDSLAMによる収益はやや横ばいの状態で、今後数年間は31から33億ドルになると見込まれているという。また市場状況は極めて競争的で、ベンダ間のシェア争いによってのみ収益を奪い合っているといった状況であるという。
DSLAM(Digital Subscriber Line Access Multiplexer)のポート出荷数は2004年には堅調に成長したが、DSL市場の成熟に伴い2005年の成長率は減退するだろう、DSLAM市場では多くの大規模なグローバルベンダや小規模ベンダが入り乱れて激しく契約をあらそっており、今後数年間は平均価格が下落するだろうと、インスタット社の調査レポートは報じている。

「世界のDSLAM収入はやや横ばいの状態で、今後数年間は31から33億ドルと見込まれる。市場状況は極めて競争的で、ベンダ間のシェア争いによってのみ収益を奪い合っているといった状況である」とインスタット社のアナリストHenry Goldberg氏は語る。

インスタット社の調査レポートは下記についても言及している。
- Alcatelは、2004年にはアジア太平洋地域以外のすべての地域においてトップのシェアを占めた。Huaweiは、急成長する中国ブロードバンド市場における販売によって世界第2位のシェアを占めた。
- IP DSLAMの普及が進んでおり、将来的にはATMベースのDSLAMにとってかわって、DSLAM市場を占めることになるだろう。
- DSLAMベンダは、トリプルプレイサービスのサポートのための完璧なソリューションを持つ必要があるだろう。たとえばサービスプロバイダが容易に新しい映像サービスを提供できるようなエンドトゥーエンドネットワークのためのベンダとの提携などである。

インスタット社の調査レポート「DSLAM出荷数増加、競争力強化、ベンダの技術革新」は、世界のDSLAM市場をカバーしている。DSLのタイプによって区分され、世界のDSLAMポート出荷数、IP/イサネットDSLAMポート出荷、世界売上の5年予測など、また市場傾向を分析して、主な設備ベンダの詳細なプロフィールを提供する。



◆調査レポート
DSLAM出荷数増加、競争力強化、ベンダの技術革新
DSLAM Shipments Grow, Competition Heightens, Vendors Innovate
(リンク »)


◆インスタット/MDR社について
(リンク »)


◆このプレスリリースに関するお問合せ
株式会社データリソース
107-0052 東京都港区赤坂4-5-6
Tel:03-3582-2531 Fax:03-3582-2861
(リンク »)
Eメール:info@dri.co.jp
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]