2003年から携帯電話公式サイトでの電子書籍配信を開始、現在ドコモ、KDDI、SoftBankMobileそれぞれの公式メニュー電子書籍カテゴリ内で9サイトの公式メニューを運営しております。
今回パピレスは、携帯3キャリア公式電子書籍サイト「電子書店パピレス」内で提供する、定期購読型電子書籍サービス「ポケットマガジンPOP」(月額315円)の新たなコンテンツとして、読者の投票によって結末が変わるマルチ・シナリオ・ノベル『オグロサマ』の連載をスタートします。
『オグロサマ』はホラー界の奇才・梅津裕一の書き下ろし最新作。プロローグである『始まりの書』から、『黒の玉繭編』『朱の絹織編』『白のくくり糸編』『黄金の木編』」の4つに物語は分岐して、読者は任意のルートを選択して購読することができます。それぞれの物語の主人公と登場人物は共通ですが、ストーリー展開はまったく異なっています。
今回、業界初の試みとして4つの分岐を同時並行で連載し、それぞれの物語が最終的には読者の投票によってまったく違った結末を迎えます。結末部分で読者に選択肢が提示されますが、より多くの票を集めた展開のみが公開され、もう一方の結末は“幻のエンディング”として封印されることになります。
通常のマルチシナリオのゲームブックとは違い、リアルタイムでパラレルに進行していく展開を読者は楽しむことができます。分岐したシナリオ同士が絡み合い、すべてを読むことでより深く物語世界に浸ることができる、デジタルならではの同時性・双方向性を備えた新しいホラーストーリーの誕生です。
【内容解説】
ある日、首にできた奇怪な痣《あざ》──。
それは、まるで小さな子供に物凄い力で絞められたかのような痕だった。
知らないうちにできた傷跡が、たまたま小さな手形のように見える……
そう考えるのが普通だ。
しかし、小黒和彦には痣の原因に心当たりがあった。
「オグロサマの祟りかもしれない……」
東京の大学に通っていた和彦は、5年ぶりに故郷「繭里庄」の土を踏む。
自分の生家・小黒の家の特異な信仰が、首の痣に深く関係していると考えたからだ。
「ほら、やっぱり戻ってきた」
久しぶりに帰省した和彦を、あたかも予見していたかのように出迎える双子の妹、繭と絹。二人の美少女は一卵性双生児なのだが、お互いの顔立ち以上に小黒の女特有の「異質さ」が似ている。小黒家は特殊な女系一族で、代々女だけに伝えられ、守られてきた秘密がある。
それが、妹たちを異質な存在にしているのだ。
そして、その秘密は小黒家だけでなく、繭里庄全体をも支配してきた。
逆らえば、呪われる。裏切れば、祟られる……。
恐怖で村人を支配するその力こそ、小黒家が信仰する──オグロサマなのだ。
和彦の首にできた奇怪な痣。
小黒家の事業への融資を渋った銀行員の変死。
立て続けに村で起こる怪事件の数々……。
小黒家の異常な慣習と黒い歴史の中心にいるオグロサマとは、いったい……?
奇才・梅津裕一のノンストップホラーが、業界初のマルチ・シナリオ・ ノベルで登場!
血塗られた物語の結末は、アナタが決める……。
【著者プロフィール】
梅津裕一(うめつ ゆういち)
『妄想代理人』(原作/今敏)『闇魔術師ネフィリス』『アザゼルの鎖』(すべて角川書店・刊)など著書多数。ダークファンタジーな世界観で読者を魅了するホラー界の奇才。電子書店パピレスにおいて、『安楽死館』『猫鳴村のダキニ』(すべてキリック・刊)など電子書籍オリジナル作品を複数掲載しており、PC・携帯の読者からも熱狂的な人気を博している。
■連載開始
2007年11月29日スタート(毎週一回更新、2008年4月終了予定)
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