株式会社ケイエルジェイテック、メールリレーアプライアンスの新バージョン「K-SHIELD(TM) 2.0」を発表

カスペルスキーアンチウイルス/アンチスパムエンジンのメールフィルターアプライアンスが更にパワーアップ

株式会社ケイエルジェイテック

2007-12-26 00:00

高検知率で有名な露Kaspersky Labs社のアンチウイルス、アンチスパムエンジンを採用。更に高機能化で使いやすく。
株式会社ケイエルジェイテック (東京都千代田区、以下:ケイエルジェイテック社 (リンク ») ) は、メールリレー型アプライアンス"K-SHIELD"の次期バージョンであるK-SHIELD ファームウェア2.0を近日発売開始することを発表した。K-SHIELDはこれまでも機能を特化することによる高速な処理で、主に大企業、プロバイダ等をターゲットに販売を行ってきた。新バージョンのファームウェアにより、ターゲットマーケットをそのままに、更に高機能化、高性能化を実現する。

新バージョンでは、ベースOSおよびセキュリティ機能のスマート化、セキュリティの強化が行われた。キュー管理機能およびログ機能の強化により、緊急時の詳細調査も容易に行えるようになった。また、近日発売予定のログ収集管理アプライアンス"K-MONITOR(仮称)"にも対応し、運用環境も更に強化された。

また、SMTPレベルのフィルタリングも強化された。拡張子による遮断や、受信者のLDAP認証にも対応する。スパムメールやウイルスメールは、送信者情報の詐称や存在しないユーザへのスパム大量送信を行うが、これが無駄なバウンスメールにつながってしまう。SMTPレベルでの遮断ポリシーを強化することにより、無駄なバウンスメールを発生せず、結果的に全体のパフォーマンスが向上することとなる。このSMTPフィルタリングのみで、ユーザ不明なメールトラフィックやpdfスパム等を遮断可能となり、その数はスパムメール全体の30%~60%と推測される。

スパムと判定されたメールを、独自のDBに隔離する機能も大きな機能追加となった。隔離後のメールは受信者が自ら隔離DBの管理を行えるので、運用者に対する問い合わせも軽減される。管理機能では、送信者をユーザのブラックリスト、ホワイトリストDBにワンタッチで登録出来る。また、送信者アドレスや件名による検索機能、誤判定に対する解除依頼、DBからのリリース送信機能も搭載された。

新バージョンより、MILTER接続によるアンチスパムフィルタリングにも対応した。プロバイダなどで複数台のsendmail、postfixメールサーバを運用している環境では、複数台のK-SHIELDをロードバランサーで接続することにより、容易かつ安全にスパム対策を実現可能となる。

K-SHIELDは、今回の新バージョンのファームウェアで、これまでも好評だったアンチウイルス、アンチスパムの基本性能をそのままに、全体的な機能が強化された。企業やプロバイダの管理者にとって、まさに最適なセキュリティ・アプライアンスの選択肢となるだろう。

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