リプロジェクション、色補正、モザイク、矩形抽出等のツールを備えた GeoExpress 7は、GIS画像の処理や、業界標準の圧縮フォーマットへのエンコードを行うアプリケーションのデファクトスタンダードです。GeoExpress 7では、LizardTech Express Serverへの画像のエンコードとパブリッシングが一つの簡単な操作により直接行えるようなり、ワークフローを更に簡素化することができるようになります。ユーザは、画像をWMSアプリケーションやArcIMSで見ることができ、ウェブアプリケーションにも利用することができます。これらの操作はコマンドラインアプリケーションやXMLドキュメントのエディットを一切伴わずに可能となります。意思決定者への画像配信に必要な時間と労力削減することで、生産性向上の実現が可能になります。
今回 GeoExpress 7に新たに追加されたツールの一つは、ノイズ除去ツール (despeckling) です。ノイズ除去は、カラードロップアウトによる背景の透明化を行う際に画像の端に残るノイズを除去し、画像のクオリティを高めるものです。さらに、 GeoExpress 6のフローティングライセンス(*1)がアップデートされ、「コミューター」機能が追加されました。これにより、ユーザが旅先などネットワークへのアクセスが無い場合でも作業が継続可能になります。IT管理者はネットワークに共通のラインセンス基準を用い、これにより管理タスクも簡素化されます。
また、GeoExpress 7では、メタデータのエディットと画像のエクスポートツールによってワークフローのフレキシビリティが向上します。画像にカスタムタグを追加するために、コマンドラインアプリケーションを利用する必要はありません。GeoExpress 7のメタデータエディタがカスタム情報を画像に追加し、Express Serverを用いてその情報をウェブアプリケーションの構築に利用することができます。新しいエクスポートツールでは、迅速にモザイクを除去し、 GeoExpressのインターフェースから画像を直接GeoTIFFにすることが可能になります。
LizardTechのシニアプロダクトマネジャーであるJon Skiffingtonは次のようにコメントしています。「今回のGeoExpressでは、相互運用性の向上とユーザの自由度が高められています。ユーザは、 Express Serverを経由して画像を意思決定者に迅速に配置することで、時間をセーブすることができます。私たちは、顧客のニーズを聞いたうえで、GeoTIFFへのエクスポート、コミュータライセンス、残像除去のノイズ低減、画像のコントロールを高められるメタデータエディタ等、顧客からのリクエストの多い機能を追加しました。」
*日本国内では1月31日より発売を開始いたします。
(インターフェースは英語のみとなります)
GeoExpress 7の新機能に関しては、下記をご参照ください。
(リンク »)
<補足 -新機能>
・ ExpressServerとの連携機能
・ まだら除去(despeckle)
・ 64bit CPUのサポート
・ ECWなどの新しい入力サポート
・ メタデータツールの改良
*1 フローティングライセンスとは?
ライセンスを個々のPCで管理する方法ではなく、ライセンスサーバによりライセンス数が管理され、登録されているライセンス数分のアプリケーションだけが動作出来るようにする仕組みです。
株式会社セラーテムテクノロジーについて
デジタルアセット(画像、イラスト、文書、フォント等)の保存、管理、配信という一連の流れに関する独自技術を統合的に保有し、それを核としたアプリケーションソフトをグローバルな市場で販売しています。エクステンシス・ブランドならびにリザードテック・ブランドを保有。1996年設立。2001年12月11日にナスダック・ジャパン(現、大証ヘラクレス)市場に株式上場。本社:東京、韓国、ソウル市に支社。米国に100%子会社であるCelartem, Inc. 英国にCelartem Europe Ltd.を保有。従業員数147名(2007年6月末現在、連結ベース)。
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