住友精密工業とクロスボー、無線センサネットワークシステム「neoMOTE(ネオモート)」の 小売店舗向け省エネルギーシステム「EcoBinoII(エコビーノ ツー)」への採用について

JCN株式会社

2008-02-13 10:00

住友精密工業株式会社(TSE:6355、以下、住友精密)およびクロスボー株式会社の無線センサネットワークシステム「neoMOTE(ネオモート)」が株式会社シーイーシーの流通・サービス業向け小売店舗省エネルギーシステム「EcoBinoII(エコビーノ ツー)」に採用されました。規模は無線センサ端末(ノード)が当初年間約2万個に達するもので、無線センサネットワークでは国内初*の大規模稼動事例となりました。 CO2をはじめとする温暖化ガス削減は産業界全体の課題であり、これを実現するための省エネルギーシステムへの関心も高まっています。このような環境ソリューションに結びつくことにより、ユビキタス先端技術として普及が期待されてきた無線センサネットワークが本格的に普及し、市場が一層拡大するものと見込まれます。(*当社調査)
住友精密工業株式会社(TSE:6355、以下、住友精密)およびクロスボー株式会社の無線センサネットワークシステム「neoMOTE(ネオモート)」が株式会社シーイーシーの流通・サービス業向け小売店舗省エネルギーシステム「EcoBinoII(エコビーノ ツー)」に採用されました。規模は無線センサ端末(ノード)が当初年間約2万個に達するもので、無線センサネットワークでは国内初*の大規模稼動事例となりました。
CO2をはじめとする温暖化ガス削減は産業界全体の課題であり、これを実現するための省エネルギーシステムへの関心も高まっています。このような環境ソリューションに結びつくことにより、ユビキタス先端技術として普及が期待されてきた無線センサネットワークが本格的に普及し、市場が一層拡大するものと見込まれます。(*当社調査)

採用の背景

「neoMOTE」が採用された省エネルギーシステム「EcoBinoII」は店舗内の冷蔵機器等をコントロールすることにより、店舗の電力消費を抑えてCO2排出量を削減するというシステムです。機器のコントロールのためにそれらの周囲環境をきめ細かく測定して店舗内サーバで収集し、サーバで計算されたコントロール信号を機器に配信する必要があります。このサーバと測定点、機器との間の測定データ・コントロール信号を従来の有線による通信で行うと設置工事等のコストが高くなるという問題がありました。少ない設置工事コストで信頼性の高い無線通信が行える当社の無線センサネットワークシステム「neoMOTE」を採用することによりシステムのトータルコスト削減を実現することができました。

無線センサネットワークシステム「neoMOTE(ネオモート)」の主な特長

1.米国クロスボー社のセンサネットワーク用プロトコル「XMesh(エックスメッシュ)」

ノード同士が最適な経路を効率良く選択するXMeshプロトコルにより、信頼性の高い無線ネットワーク通信を実現しました。全ノードが互いに無線中継する「フルメッシュ・ネットワーク」にも対応しているため、電波環境の変化などによる経路上の障害に対し多くの迂回路を選択できる堅牢なネットワークを維持できます。

2.フルメッシュで約半年、ハイブリッドスターで約1年という長電池寿命

フルメッシュ・ネットワークでは単3乾電池2本あたり約半年の電池寿命を実現。中継を行わないノードを使うハイブリッドスター・ネットワークでは約1年。大容量電池を使用することでさらに電池寿命をのばすことができます。またフルメッシュ・ネットワークでは中継ノードも電池駆動が可能であるため設置時の電源工事が不要となり、従来方式に比べて設置工事コストを削減できます。

3.無線経由でノードのソフトウエアを更新できるOver-The-Air Programming機能

ひとつのネットワークにノードが多数ある場合や、取り外しが困難な場所に設置した場合であっても容易にソフトウエアを更新することができ、管理コストを削減できます。

4.多くの実績を持つプラットフォーム「MOTE(モート)」

DARPA(米国国防総省高等研究計画局)のスマートダスト・プロジェクトの流れをくむ、米国クロスボー社の「MOTE(モート)」は無線センサネットワークの黎明期から広く民間利用されて多くの実績を持つプラットフォームです。「neoMOTE」は「MOTE」を基にしており、高い互換性を持っています。

5.住友精密による国内開発・サポート
住友精密がセンサノードハードウエアやシステムソフトウエアの開発を行っています。センサノードハードウエアは国内製造です。お客様に対して迅速できめ細かなサポートを提供します。

仕様

- 型番:WM-Z1100
- サイズ:75mm × 36mm × 15mm(アンテナ除く)
- 通信方式:IEEE802.15.4準拠 2.4GHz帯無線通信(独自メッシュプロトコルXMesh)
- 出力:1mW以下
- インタフェース:アナログ入力、GPIO、デジタル入出力(I2C/SPI/UART)など
- 電源:単3乾電池×2本、ACアダプタ

住友精密の無線センサネットワーク事業と今後の展開

住友精密の無線センサネットワーク事業は米国クロスボー社との協業により推進しています。日本国内のお客様向けに住友精密センサネットワークグループが無線センサネットワークシステム、ハードウエアを開発し、米国クロスボー社との合弁会社であるクロスボー株式会社を通じて販売活動を行っています。
無線センサネットワーク関連市場は2010年には約1.2兆円になるとみられており*、省エネルギー用途以外にも工場やプラント、ビル、農場等の環境・設備モニタやセキュリティ、防災、物流、医療関連システムでの利用が拡大すると見込まれています。住友精密では当事業で2010年に15億円の売上を目指しております。来年度第一四半期には耐環境性能を向上させたセンサノードハードウエアおよびエンドユーザが簡単にシステムを構築できる汎用パッケージソフトウエアを販売開始する他、積極的な製品開発を通して地球にやさしく便利で安全な社会の実現に貢献していきます。
(*総務省ユビキタスセンサーネットワーク技術に関する調査研究会による)


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〒660-0891 兵庫県尼崎市扶桑町1-10
住友精密工業株式会社
総務人事部
総務グループ
Tel 06-6482-8811
Fax 06-6489-5801

〒660-0891 兵庫県尼崎市扶桑町1-10 (住友精密構内)
クロスボー株式会社
Tel 06-6489-5922
Fax 06-6489-5902
info@xbow.jp
www.Sensor-Network.net
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