アクテル、MIL-STD 883クラスB規格準拠、 400万ゲートのRTAX4000Sを発表

ミッションクリティカルな宇宙機器向けに最も信頼性が高い ソリューションとなる放射線耐性を持つ高集積度のFPGA

アクテルジャパン株式会社

2008-02-26 11:00

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区)は本日、放射線耐性を持つ400万ゲートのRTAX-Sフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)が厳しい試験に合格し、MIL-STD 883クラスB規格の認定を獲得したと発表しました。
ミッションクリティカルな宇宙機器の設計者に求められる高信頼性、低消費電力、省基板スペース、軽量化を実現する高集積度のRTAX4000Sデバイスはこれまでに、1,000時間の高温動作寿命(HTOL)テストを完了し、合計約8万時間に上る寿命テストのデータを収集しています。RTAX4000Sデバイスに関するこうした試験に加えて、他のRTAX-Sファミリのデバイスではこれまでに200万時間以上の試験が実施され、更に、宇宙飛行の実績を積んでいます。認定の取得、エラー修正をした搭載メモリの使用、ユーザーI/O数の多さにより、RTAX4000Sは衛星のペイロード・システムでの高バンド幅のプロセシング・アプリケーションに理想的なデバイスです。さらにQMLクラスQ および QMLクラスV規格の認定取得を目指して厳しい試験が続けられています。


●アクテルの防衛・航空宇宙製品マーケティング担当ディレクター、Ken O'Neillのコメント
「私たちは、ご好評をいただいておりますRTAX-Sファミリの製造とサポートを続けます。RTAX4000Sデバイスほどの高集積度、放射線耐性、信頼性を持つFPGAは他にはありません。お客様の要求に応えるため、883クラスBよりも厳しいQMLクラスV規格の認定を取得し、宇宙での苛酷な条件にも耐えられるプログラマブル・ソリューションを提供していく考えです」


放射線によるシングルイベントアップセット(SEU)に耐えられるように強化された不揮発性のRTAX4000Sには放射線を軽減させる工夫が不要です。競合他社の高集積度FPGAの場合は、ユーザーによる3重冗長化(TMR)の実装が必要ですが、これによってデバイスの使用可能なロジックの3分の2以上が消費されてしまいます。RTAX4000Sには、プログラマブル・ファブリックが持つ柔軟性、放射線耐性を強化したASIC(RH-ASIC)に比べ、低コスト、開発期間の短縮といった利点があります。RH-ASICの場合は、リードタイムの長さ、多額の機材費の初期投資に加え、多くの宇宙アプリケーション用の発注が少量なため、総コストが高くなる傾向にあります。


●出荷時期
RTAX-S ファミリで最大となるRTAX4000Sデバイスは、現在出荷中です。価格など詳細についてはアクテルの正規代理店にお問い合わせ下さい。


●アクテルについて
アクテルの革新的なFPGAおよびプログラマブル・システム・チップ(PSC)の両ソリューションは、チップ・レベルでもシステム・レベルでも電力消費を削減し、電力効率に優れる設計を実現します。アクテル(ACTL)はNasdaq National Marketに上場しています。詳しい情報はウェブサイト (リンク ») をご覧下さい。

このプレスリリースの付帯情報

RTAX4000S

用語解説

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