CiscoとMicrosoftは、統合通信市場で休戦

株式会社データリソース

2008-05-01 08:00

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、統合通信市場の巨人であるCiscoとMicrosoftは、統合メッセージングやコミュニケーターのサプライヤとして選択されている結果、休戦状態にあると報告する。
マサチューセッツ州ボストン、2008年4月24日
米国調査会社インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「ユーザーの統合通信利用計画:北米」は、統合通信市場の巨人であるCiscoとMicrosoftは、統合メッセージングやコミュニケーターのサプライヤとして選択されている結果、休戦状態にあるとのことである。AvayaとNortelも、統合通信サプライヤとして人気がある。

しかし、これらの早期の市場リーダーの戦いはこれからである。

「Microsoftが、OCS2007などのソフトウェアベースの通信への変遷によって、PBXの終焉を予期しているのは間違いないが、端緒についたばかりのこの事実に気がつく人は少ない。そのため、企業はIP PBXを保持し、統合通信アプリケーションを最優先している。Microsoftは、Eメールやデスクトップ環境で先行しているため、初期市場で成功している。既存のIP電話会社も好調である。多くの企業は、2年後には買い換えなければならないことを知らないために、現在もベンダのビジネスチャンスは続いている」とインフォネティクスリサーチ社の法人向け音声とデータ通信の主任アナリストMatthias Machowinski氏は語る。

この調査レポートは、北米の80社の大企業や中規模企業・団体などを対象に行ったインタビューに基づき、統合通信向け製品やサービスの市場潜在力、製品の需要、導入計画を考察している。回答者の80%以上がすでに統合メッセージングかコミュニケーターを採用しており、全社が2009年には両方を採用すると回答している。

統合通信ベンダを購入するトップ5社は、Avaya、Cisco、IBM、Microsoft、Nortelで、信頼性、価値、価格、機能、革新性、第三者ベンダとの統合、企業の財務状況などの評価基準で勝っていた。調査の回答者は、ある企業が抜きん出て優れている訳ではなく、それぞれのメーカーにそれぞれ優れた点を見出している。例えば、Ciscoは信頼性が高いが価格が高く、Microsoftは財務状況は優れているが信頼性が低い。

ほとんどすべてのベンダが相互運用性をもち、統合通信採用の大きな障害になりうるであろう、いくつかの重要な改良を使用することができる。

主な調査項目を以下にあげる。

*回答者があげた統合通信採用の理由として一番多いのは、社員の生産性向上である
*統合通信は、最も広く利用されている音声通信のEメールから始まり、1台で数タイプのメッセージを利用でき、通信管理、ワンクリックで通信できる機能やプレゼンス機能を持つだろう
*従来、企業は、動画通信機能や新しいモバイルデバイス、統合通信などの複雑化する業務を採用してきた
*統合通信にはVoIPはないが、非常に強い関連性がある。VoIPを採用していないことが統合通信への障害となり、多くの回答者がまずVoIP、次に統合通信を採用すると回答している

◆調査レポート
ユーザーの統合通信利用計画:北米
(リンク »)

◆米国インフォネティクスリサーチ社について
(リンク »)

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