アクテル、フラッシュベースFPGA製品を防衛用に拡充

~高集積度のProASIC3、ProASIC3ELが過酷な温度条件とスペースに   制約のある防衛アプリケーションにも低消費電力と高信頼性を提供~

アクテルジャパン株式会社

2008-09-18 11:00

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人: アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区)は本日、低消費電力と 高信頼性を特色とする高集積度フラッシュベースFPGA技術を使用した ProASIC<R>3およびProASIC<R>3ELが防衛用のアプリケーションにも 使用できることが実証されたと発表しました。
低消費電力の両デバイスは、中性子に起因するビット化け(ファームエラー)
耐性を持ち、基板スペースを節約し、設計の複雑さを最小限に抑える
ことができ、集積度は60万から300万システムゲートで、ミリタリ温度
の全範囲(摂氏-55度から+125度)で動作することが確認されています。
アクテルのFPGAは、低消費電力、ゲートの高集積化、性能の向上により、
防衛・航空宇宙・航空電子機器といった広範なアプリケーションにおいて、
SRAMベースのFPGAに付き物である大きな消費電力と故障のリスクを
排除します。


アクテルの高信頼性製品担当マーケティング・ディレクター、
Ken O&#039;Neillのコメント

「ミッション・コンピュータ、航法装置や誘導装置、兵装管制装置などの
防衛・航空電子機器装置は、冷却装置が制限されたり、配備されなかったり
することが多いため、熱放散を最小に抑え、消費電力を大幅に低減すること
が必要です。集積度が高く、ミリタリ温度に対応した当社のProASIC3と
ProASIC3ELの両デバイスは、高度な防衛・航空宇宙アプリケーションに
要求される大規模なロジックを備えています。業界をリードする低消費電力
と高信頼性の組み合わせにより、これらの防衛・航空宇宙用装置に理想的な
ソリューションを提供します」


SRAMベースのFPGAは、ゲートあたりで比較した場合、ProASIC3Lよりも
ダイナミック電力消費が60%多く、スタティック電力消費は100倍に
なります。新たに防衛用に使用可能なFPGAの中で最大となる300万ゲート
のA3PE3000Lは、100MHzで310mW、スタティック・モードでは2.75mWしか
電力を消費せず、過酷な温度条件とスペースに制約のあるアプリケーション
に適しています。高度な技術、統合度、機密性が高いインシステム・
プログラミング(ISP)サポートにより、フィールドでのプログラミング
のアップグレードが可能になります」


防衛用に拡充されたFPGA ProASIC3 と ProASIC3EL について

アクテルの低消費電力でミリタリ温度対応のProASIC3 およびProASIC3L
の両 FPGAは、集積度が60万から300万システムゲートで、64ビット、
66 MHzのPCI性能を備えます。オンチップ・ユーザー・フラッシュメモリ
を備える業界初のFPGAであり、1.2Vから1.5Vで動作する防衛用に
使用可能な両製品は、中性子に起因するファームエラーを起こすことが
ありません。航空宇宙業界では、高い飛行高度で起こるファームエラー
によって信頼性を大きく低下させることが広く認知されるようになって
きています。両デバイスはまた、アクテルの独自の超低消費電力の
Flash*Freezeモードを備えており、アクティブモードとスタティック・
モード間の切り替えが1マイクロ秒以内で可能です。


パッケージと出荷時期

防衛用に使用可能なA3P1000-PQ208Mと A3P1000-FG144Mは、出荷を
開始しています。他のデバイスについても、年内に認定を取得する予定
です。すべてのデバイスは、ミリタリ温度対応プラスチック(MTP)の
パッケージに格納して出荷します。多くのデバイスは、標準速度ならびに
-1のスピード・グレードとなります。


アクテルについて

アクテルは低消費電力とミックスド・シグナルFPGAのリーダーで、
システムならびに電力管理の広範囲にわたる製品群を提供しています。
Power Matters;電力が問題なのです。
詳しい情報はウェブサイト (リンク ») をご覧下さい。

このプレスリリースの付帯情報

ProASIC3

用語解説

※ ActelおよびProASICの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。
  その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に
  所有権が帰属します。

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