ノーベル賞学者らによる基調講演
大会冒頭を飾る基調講演には、3名の著名な講師をお呼びいたしました。理化学研究所理事長の野依良治氏からはイノベーション創出の為の社会について、バイオマスプラスチック関連の代表企業であるNatureWorks社CEOのMarc Verbruggen氏からはバイオマスプラスチックの現状と将来を、米国ベンチャーの代表としてGenzyme社のPeter Wirth氏からは医薬産業のビジネスモデルを伺います。
「健康バイオ」「環境バイオ」2つのテーマ設定
本年は「健康バイオ」「環境バイオ」の2つに着目して企画を行いました。「健康バイオ」においては「アライアンス」をキーワードに、「環境バイオ」では「バイオマスプラスチック」「バイオ燃料」をキーワードに掲げました。
「健康バイオ」のキーワードは「アライアンス」
健康バイオ、とりわけ創薬分野においては知的財産権の移転が極めて重要です。今回、主催団体でもある日本製薬工業協会の主要メンバー各社が、日本製薬工業協会ブースの周辺にアライアンス目的のブースを出展いたします。また日本製薬工業協会も加盟各社とのアライアンスの仲介を行います。一方、経済産業省関東経済産業局の企画により、全国の優良バイオベンチャー40社および各地のクラスターが集い、特設会場で3日間に渡りプレゼンテーションを行います。これらのベンチャーの多くは、各地のクラスターブースで展示会に出展もいたします。さらに全国のTLOおよび大学知財本部のポスター・プレゼンテーションコーナーも特設いたします。このようにわが国のシーズの出し手と受け手が同じ会場でアライアンスという同じ目的で集合することになります。これに従来からバイオジャパンの特徴である外国パビリオンと国内クラスター出展が加わり、国際的なアライアンス活動が繰り広げられることでしょう。
また、創薬分野で近年最も注目されている再生医療分野に関し、iPS細胞の樹立を行った京都大学の山中教授が最終日の早朝特別講演を含め2日間に渡ってバイオジャパンの講師を務めます。さらに京都大学が中心となって設立した、iPS細胞の知的財産管理会社であるiPSアカデミアジャパンが展示ホールにブースを構え、産業界との橋渡しに注力します。
このようなアライアンス活動を強力にサポートするのが、ビジネスパートナリングマッチングシステムです。出展企業・機関や来場者が、興味あるシーズやニーズを含めたプロフィールを登録し、検索できるシステムです。検索の結果ヒットした場合、Web上でメールを交換し、商談や情報交換のための日程調整と会議室の予約までが可能です。会議室使用料を含むこれら全てが無料で提供されます。本年はJETROが従来実施していた商談会が本システムに合流し、海外からの期待も高まっています。出展企業は基本的に本システムにデータを登録いたしますので、効率よい、しかもコストパフォーマンスに優れた情報交換と商談が可能になります。
「環境バイオ」のキーワードは「バイオマスプラスチック」「バイオ燃料」
環境バイオにおいてもバイオジャパンならではの企画を多数用意しました。昨今、環境意識の高まり、さらに原油価格高騰の追い風も受け、バイオマスプラスチックへの関心が高まってきています。バイオマスプラスチックゾーンが新設されるとともに、セミナーにおいては前述の基調講演の他、ユーザーサイドからの講演、バイオマス由来ポリエチレンの事業を開始するブラジルのBraskem社の講演、日米欧のバイオマスプラスチックの普及団体によるパネルディスカッションなど、バイオマスプラスチックの動向とビジネスをバイオジャパンで知ることができます。またバイオ燃料分野に関しては、昨年にわが国の技術ロードマップ策定した政府の「バイオ燃料技術革新協議会」の委員長をはじめとするキーパーソンの講演や、国家研究開発プロジェクトの中心的実施者による講演など、聞き逃せない講演が企画されています。
このため、今年のバイオジャパンにおいては、従来のバイオ産業界からの参加に加えて、環境バイオに関心のある電子電機業界や自動車業界、流通業界などからの参加者も多数見込まれています。
バイオジャパンに加わる新しい試み
以上に加え、一味違ったテイストもバイオジャパンに加わります。2日目の夕方16時から、展示ホールにて「ハッピーアワー」を行います。出展者の協力も頂き、地元横浜を始め各国各地の特産品や出展企業関連の飲食物などを展示ホールで提供、出展者と来場者の交流を図ります。樽酒の振る舞いも予定しています。さらに「バイオカフェ」をバイオジャパンとして始めて開催します。お昼の展示ホールにて、始めにハープの生演奏を聴き、その後バイオにまつわる興味深いお話を講師から伺い、自由に意見交換をしようというものです。バイオ産業に関わる全ての方に、サイエンスコミュニケーションを考えるきっかけになればと考えています。
このほか、JETROとバイオジャパン組織委員会共催で、JETRO BIOLINK FORUM 2008を実施します。2日目の夕方には、クラスター・企業ネットワークが予定されており、国際ビジネス交流が繰り広げられます。
なお、これら展示会、セミナー、ビジネスパートナリング全てを参加費無料で提供いたします。
2008年10月実りの秋、バイオ産業の果実を皆さんと収穫できることを願い、会場でお待ちしております。
◆名 称:バイオジャパン2008-ワールドビジネスフォーラムー
BioJapan2008-World Business Forum-
◆会 期:10月15日(水)~17日(金) 10:00~:17:00(初日の開会式は9:30より)
◆会 場:パシフィコ横浜(展示会場Bホール、国際会議センター)
◆主 催:バイオジャパン組織委員会
(バイオインダストリー協会、ヒューマンサイエンス振興財団、農林水産
先端技術産業振興センター、バイオ産業情報化コンソーシアム、日本バイオ産業人会議、日本製薬工業協会、NPO近畿バイオインダストリー振興会議)
日経BP社
◆特別協賛:横浜市
◆特別後援:神奈川県
◆後 援: ライフサイエンス推進議員連盟、内閣府ほか45の関係省庁、団体等及び
米国大使館、英国大使館ほか26の在日公館等
開催概要
■開会式
10月15日(水) 9:30から (パシフィコ横浜 会議センター3F 301+302室)
▽主催者挨拶 : バイオジャパン組織委員会 会長 原田 宏
▽来賓祝辞 : 経済産業大臣 二階 俊博氏 (予定)
▽来賓祝辞 : ライフサイエンス推進議員連盟会長 尾身幸次氏 (予定)
▽来賓祝辞 : 横浜市長 中田宏氏 (予定)
■基調講演
10月15日(水)10:00~11:30(パシフィコ横浜会議センター3階301+302室)
▽演者: ・野依 良治氏 理化学研究所 理事長
・Marc Verbruggen, NatureWorks LLC President and CEO
・Peter Wirth, Genzyme Corporation, Executive Vice President, CFO, Chief Accounting Officer
■展示会
472の企業・団体が計339小間を出展 (ターンキーブース、TLOポスターブース含む、うち海外80小間 *9/18時点)
■セミナー
▽主催者シンポジウム : 28テーマ・企画
▽出展者スポンサーセミナー : 15企業・団体
▽ランチョンセミナー : 11企業・団体
■ビジネスパートナリング 発表企業・団体: 89社(うち海外10社)
■ワークショップ 発表企業・団体: 19社(うち海外8社)
■関連URLのまとめ
バイオジャパン公式HP
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展示会事前登録
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セミナーのスケジュールと事前登録
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ビジネスパートナリングマッチングシステム
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「今年の見どころ」 (下記HPの右上のバナーをクリック)
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JETRO BIOLINK FORUM
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取材に関しましては、報道関係の方に限定させていただいております。
取材希望の方は、事前に下記宛てまで、ご連絡をお願いいたします。当日は、プレス受付カウンター(展示ホールB前総合受付、会議センター2階総合受付)までお越し下さい。
その際、ID(記者証等)のご提示をお願いします。
なお会期中、プレスルームは、展示ホールB 1階 B14にご用意がございます。取材活動
にぜひ、ご利用ください。
詳しくは (リンク ») をご覧ください。
<このプレスリリースに関する問い合わせ先>
日経BP社事業局 バイオジャパン2008運営事務局
担当:上田、三澤、笹川
TEL: 03-6811-8084 FAX:03-5421-9170
E-mail:bio08@nikkeibp.co.jp
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。