Cue Acoustics社、PTC(R)のPro/ENGINEER(R)で開発したコンテンポラリーなラジオでリスナーを魅了

トップダウン設計により、設計後期での変更が新製品投入時期に与える影響を最小化

PTCジャパン株式会社

2008-10-23 18:00

【2008年10月23日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、Cue Acoustics社が、同社の第一号製品となる「The Cue Radio Model r1」の設計をすべてPro/ENGINEERで実施したという米PTCの発表を明らかにしました。同製品はiPod(R)に対応したプレミアムなテーブルトップ AM/FMラジオ・システムです。Pro/ENGINEERはPTCの統合パラメトリックMCAD/CAM/CAEソフトウェアで、詳細にわたる直感的かつ写実的なデジタル製品モデルとそれに関連する成果物の作成を支援します。Cue Acoustics社はPro/ENGINEERを用いて複雑な曲率連続サーフェスを作成することでModel r1のスタイリッシュなデザインを実現しました。
競争の激しい家電市場に新製品を投入することは、どのような企業にとっても困難を極めます。Cue Acoustics社は、工業デザイナーであり製品開発スペシャリストとして豊富な経験を持つ、共同創業者でありCEOのサム・ミレン(Sam Millen)氏がマサチューセッツ州に設立した新興企業です。同社にとって適切な設計ソリューションを選ぶことは、クラス最高の次世代テーブルトップ音響システムを開発するために極めて重要な第一段階でした。同社では中心となる設計意図を管理すると同時に、市場投入時期に影響を与えることなく、設計後期における変更を柔軟かつ迅速に織り込むことができる設計ソフトウェアを必要としていました。ミレン氏は他のCADツールにも精通していますが、柔軟性や優れたトップダウン設計機能、複雑なサーフェス作成機能、またECADデータとシームレスに連携できる点などから即座にPro/ENGINEERを選択しました。

Pro/ENGINEERは設計チームがCue Radioの複雑な曲率連続サーフェスを一週間で作成することを可能にし、最終的な形状が完成するまで繰り返し実施される設計作業を支援しました。同チームはPro/ENGINEERを利用して製品の外形奥行きを10万分の1インチという微小レベルで調整し、設計後期の段階での内部構成部品の変更対応が可能となり、再設計をせずに製造性を確保することができました。Cue Acoustics社はPTCの販売代理店であるBoston Engineering社のサービスを活用して生産技術と準備作業を完了させ、樹脂部品の製造はPro/ENGINEERを利用しているシンガポール企業に委託しました。Pro/ENGINEERを用いることでCue Radioの設計から製造までの工程は1年で完了しました。

Cue Acoustics社の共同創業者でありCEOのサム・ミレン氏は、「当社の目標は優れた音質、洗練されたデザイン、触れるだけで認識できる高い操作性を実現し、市場において差別化を図ることができるプレミアムなラジオを開発することです。私は工業デザイナーとして有名なツールの利用経験は全てありますが、私がまず選んだツールはPro/ENGINEERです。他のソリューションと比べ、Pro/ENGINEERであればトップダウン設計が実行可能となるからです」と述べています。

PTCの産業別マーケット戦略担当ディレクターであるマシュー・マクガヴァン(Matthew McGovern)は、「PTCは、家電市場のような競争の激しい市場で戦えるよう、既に市場での立場を確立しているリーディングカンパニーが用いているPro/ENGINEERの強力な設計機能を、Cue Acoustics社のような中小規模の企業にも提供し支援しています。PTCの使命はお客様がイノベーションを推進し、高品質な製品を生み出すための支援を行うことです」と述べています。

* 「The Cue Radio Model r1」は以下のWebサイトよりご覧いただけます。
(リンク »)


Cue Acoustics社について
CEOのサム・ミレン氏が共同創業者として2006年に設立したCue Acoustics社は、高性能かつ優れたデザインで、簡単に操作できる家庭用エンターテイメント・システムの開発をミッションとして掲げた音響製品メーカーです。同社はコンシューマー製品業界や機械設計、工業デザインにおけるベテラン集団で、「The Cue Radio Model r1」は同社の第一号製品です。同社ではさらに革新的な音響製品を2009年初頭から2010年にかけて市場に投入していく計画です。
Webサイト: (リンク »)

PTC SMB向けソリューションについて
PTCの中小規模企業(SMB)向けソリューションは、低価格でご提供する、使いやすく拡張性の高い製造業向け3D CAD/CAM/CAEソリューションです。また、製品データ管理およびコラボレーション(協業)の領域でのSMB特有の要件に対応する製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションもご提供しています。PTCは現在320社の代理店を通じて41ヵ国、35,000社におよぶSMBのお客様にソリューションをご提供しています。

PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野の革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト: (リンク »)


* PTCの社名、ロゴマークおよびPro/ENGINEER 、Windchill、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。
その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以上
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