頓智・が開発した「セカイカメラ」は、現実空間にコンピュータが作り出した情報を重ね合わせ、補足的な情報を付加する技術として注目を集めるAR(拡張現実)分野のiPhone 3G向けアプリケーションです。今回は、ファッション&デザインの最先端を伝える「rooms」とのコラボレーションにより、展示会場という空間を使った「セカイカメラ」のワールドプレビューとなりました。
会場では、iPhone 3Gに「セカイカメラ」を搭載し、iPhone 3G のカメラを通して会場を見ると、出展ブランドに関連したロゴや画像など、普通に肉眼でとらえる現実空間には無いものが見えるというデモンストレーションを行います。
来場者は、「セカイカメラ」を通じて、クリエイターの主張や新しいデザインの魅力を、まったく新しい空間コミュニケーションとして体験することができます。
新たな技術「セカイカメラ」の利用領域
今回のワールドプレビューでは、クローズドベータ版(公開前)の「セカイカメラ」を搭載したiPhone 3G を使用して、新しい空間コミュニケーションのデモンストレーションが行われました。
これは、最先端のファッション展示会「rooms」を主催するアッシュ・ペー・フランス株式会社の協力を得て、ソフトバンクテレコム(「セカイカメラ」利用に最適化されたWi-Fiおよびネットワーク設計・構築)と、クウジット(Wi-Fiを利用した位置測位技術「PlaceEngine」を屋内施設やイベント向けに最適化して提供)が実際のビジネスの場において「セカイカメラ」を応用した最初の機会となります。
「セカイカメラ」は、利用者に新しい体験と感動を創出できるアプリケーションとして、今後様々な分野での応用が期待されています。ビジネスの観点からは、店舗へのナビゲーションや観光案内、将来的には広告など、企業とユーザーの新たなコミュニケーションツールとして注目されています。
ワールドプレビューにおける各社の役割
■頓智・株式会社( (リンク ») )
ARアプリケーション「セカイカメラ( (リンク ») )」を開発し「rooms」のための特別仕様として提供。「セカイカメラ」は2009年2月パリで開催された「世界を変革するインターネット技術ベスト10」にも選出され、その先進性と高いクリエイティブ性が「rooms」のみならずワールドワイドで評価されています。「セカイカメラ」は誰もが生み出すことを夢見てきた新次元のコミュニケーションを提供し、個人や企業間のコミュニケーションを向上させます。今後は、「セカイカメラ」としての独自の世界観を実現すべく、日本国内での実証後早い段階でワールドワイドへの展開も視野に入れています。
■ソフトバンクテレコム株式会社( (リンク ») )
「rooms」での「セカイカメラ」利用に最適化されたWi-Fiおよびネットワークの設計・構築。ソフトバンクグループとしてのソリューション提供力を活かしながら、ファーストフェーズでは、特に「セカイカメラ」の実現し得る世界観に共感いただける法人顧客に対して「セカイカメラ」のビジネスシーンでの活用提案をしていきます。
■クウジット株式会社( (リンク ») )
Wi-Fiを利用した位置測位技術「PlaceEngine( (リンク ») )」を「rooms」の「セカイカメラ」向けに提供。ソフトバンクテレコムと協力して、位置測位に適したWi-Fi アクセスポイント(以下、AP)の戦略的配置を実現。屋内施設などでのイベント、キャンペーン向けにAPを臨時に増設、配置し、環境に応じてカスタマイズすることのできる屋内位置測位ソリューションとして「PlaceEngine」をシステムパッケージ化して提供していきます。
「セカイカメラ」ワールドプレビュー概要
(1)場所: 国立代々木競技場 第一体育館
ファッション展示会「rooms」(主催:アッシュ・ペー・フランス株式会社)会場内およびソフトバンクテレコム展示ブース
(2)期間: 2009年2月17日(火)~2月19日(木)、10時~18時
(3)概要:
■セカイカメラ for rooms 18
全世界から注目されてきた「セカイカメラ」を、18回目の開催となる「rooms」のための特別仕様としてご紹介します。クリエイターの主張や新しいデザインの魅力を現実空間を通じて伝えるべく、「セカイカメラ」をカスタマイズ。高度にデザインされた空間コミュニケーションが展開されます。
■セカイカメラ Presentation
「セカイカメラ」を開発する頓智・株式会社 代表取締役社長 井口尊仁と頓智・フェロー赤松正行によるプレゼンテーションを行います。「セカイカメラ」を通じて初めて可能になった次世代コミュニケーションの魅力と可能性をお伝えします。
(4)主体: 頓智・株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、クウジット株式会社
(5)協力: rooms アッシュ・ペー・フランス株式会社
(6)その他:「rooms」への入場は、出展関係者および招待者のみ可能です。一般の方は入場できません。
用語解説
※ ARとは、現実の環境にコンピュータを用いて文字情報やイラスト、アニメーションなどの補足的な情報を付加提示する技術「Augmented Reality」の略語。全地球測位システム(GPS)などで取得した位置情報と加速度センサーなどの情報を組み合わせ、カメラなどに映った対象物(建物など)に関連した情報を表示することで、地域案内や店舗情報を提供したりする活用法が考えられている。
※ iPhone は、Apple Inc.の商標です。
※ iPhone 商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
※ iPhone 3Gは、単独の通信業者のサービスでのみお使いいただけるよう設定されている場合があります。
※ Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
※ PlaceEngineは、クウジット株式会社の登録商標です。
※ PlaceEngineは、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、クウジット株式会社がライセンスを行っている技術です。
※ その他の社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
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