2008年、放送用のMPEGエンコーダ市場は成長したが、米国の2GHz再配置プロジェクトが終了し、景気が落ち込んだため、市場の見通しは反転するだろう。出荷数はわずかに成長するものの、主にASPの下落のために、リアルタイム放送用エンコーダの世界市場全体の収益は、2009年には小さく下落するだろう。しかし、2010年には収益の下降は加速し、15%以上になるだろうとインスタット社は報告している。
「現在の景気後退によって、新しい有料テレビサービスのスタートは先送りになるだろう。2009年に映像の送信に必要な帯域幅を削減できる多くの新製品が発売されたために、運用費を削減するためのエンコーダのアップグレードへの投資の方がより現実的である」とインスタット社のアナリストMichelle Abraham氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
■ 2008年の順調な成長は、米国の新しい地上波、衛星、IPTVプラットフォームと2GHz関連プロジェクトによるものだった
■ 世界の地上波放送局のHD H.264プロフェッショナルエンコーダの収益は、2008-2013年の間に倍増するだろう
■ モバイルの貢献により、地上波放送局のHD H.264プロフェッショナルエンコーダの収益の多くを占めるのは欧州で、世界の2013年の1億1100万ドルの市場の約33%を占める
■ コンテンツ制作者がかつてSDにおいて占めていたと同様の帯域幅をHDで占めようとするために、H.264はHDセグメントのより大きな部分を占めるようになるだろう
■ Harmonicは、2008年の多くのベンダでトップシェアだった。以下、Tandberg、Scopus、Motorolaと続く
インスタット社の調査レポート「世界の放送用リアルタイムMPEGエンコーダ市場調査 2009年:市場概況、市場シェア、5年間予測 - Worldwide Real-Time Broadcast MPEG Encoder Market」は、世界市場の、2013年までの地域毎のMPEGエンコーダの売上数量・収益・平均小売価格の予測、ベンダの市場シェア、市場牽引要因と阻害要因、市場に影響を与える新しい技術の概観を記載している。
【調査レポート】
世界の放送用リアルタイムMPEGエンコーダ市場調査 2009年:市場概況、市場シェア、5年間予測
Worldwide Real-Time Broadcast MPEG Encoder Market
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