カリプソ、統合型トレーディング・リスク管理プラットフォームのバージョン11を発表-リアルタイムのリスク管理、フロント・オフィス処理機能の向上とクロスアセット機能の強化を実現-

JCN株式会社

2009-07-16 14:30

San Francisco, July 15, 2009 - (JCN Newswire) - 金融機関向けの統合型トレーディング・リスク管理のプラットフォームを提供するカリプソテクノロジー(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、東京:千代田区、以下、カリプソ)は本日、総合型トレーディング・リスク管理ソリューションの最新版「バージョン11」(以下V11)を発表しました。
San Francisco, July 15, 2009 - (JCN Newswire) - 金融機関向けの統合型トレーディング・リスク管理のプラットフォームを提供するカリプソテクノロジー(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、東京:千代田区、以下、カリプソ)は本日、総合型トレーディング・リスク管理ソリューションの最新版「バージョン11」(以下V11)を発表しました。今回のバージョンは、既存及び新規の機能を総合化・合理化し、新たにパッケージしなおすことで先進的なサービスを提供します。特に、フロント・オフィス処理機能、リアルタイムのリスク管理や対象商品の拡張など、主要機能を重点的に向上させています。

カリプソは、グローバルな銀行、資産運用会社、ヘッジファンド、保険会社や一般企業を対象に、デリバティブやトレジャリー商品向けの、フロントからミドル、バック・オフィスを網羅するクロスアセット型プラットフォームを提供しています。V11は、リアルタイムの意思決定支援、リスク管理のほか、金融業界の課題であるフロー・ビジネス数量の増加と取引イベントの増加に対応するものです。

カリプソの会長兼 CEO のチャールズ・マーストンは次のように述べています。「カリプソでは、お客様が金融サービス業界で起こっているパラダイムシフトに迅速に対応できるよう、本バージョンを開発しました。現在、金融機関では、コスト削減の目標達成のために、リスク管理、効率性、パフォーマンス、スケーラビリティの向上に取り組んでおり、お客様のこうしたご要望に対応するべくV11を開発しました。カリプソはこれからも世界中のお客様の目標達成を全力で支援していく所存です」。

V11は、リアルタイムの統合リスク管理と損益分析機能の向上に加え、フロント・オフィス機能の大幅な強化と、取引処理量増加に対応するSTP機能を備えています。またV11では商品のクロスアセット・カバレッジを拡張し、システムの信頼性とパフォーマンスを向上させています。V11を採用することにより、お客様はより迅速で統合化されたエンド・ツー・エンドの取引処理、さらにはリアルタイムな意思決定に必要な情報へのアクセスが可能になり、取引内容を簡単に入力できるようになります。

今回新たに追加された機能は以下の通りです。

- 新たなクロスアセットの損益機能:トレーダーや監査役の多様なニーズに応える最新の機能強化として、ユーザーの設定と完全な測定に基づいた公式レポート用の日中損益モニタリングを可能とする式ベースのアプローチがあります。組織毎に異なる目標を分析するために、ユーザーは既存設定されたクロスアセットの損益測定、またはカスタマイズ型の損益測定のどちらかを選択することが可能です。さらに、V11は損益のロックダウンと調整に加え監査機能も提供します。

- フロント・オフィス機能の向上:カリプソ・ワークステーションの強化を図り、ポジション、リスク、損益、マーケット・データ等の情報について、すべて単一画面での提供を実現しました。さらに、カリプソ・ワークステーションの画面から既存設定スタンダードのマーケットリスク分析の実行、設定の確認、What-if取引及びマーケット・データのシミュレーションの実行及び分析が可能となりました。

- リスク・デザイナー:カリプソ・ワークステーションにリアルタイムのリスク分析機能が総合されているため、シミュレーション設定、センシティヴィティやキャッシュフロー分析を簡単かつ直感的に行うことができます。

- アセットクラスのカバレッジの向上:総合フロントエンドのオプション・プライシング機能と株式デリバティブの取引入力画面を提供。アップデートされた一般的なオプションのプライシング枠組みを採用することにより、ユーザーは自分が設定したペイオフ戦略もしくはスタンダードのモデルを選択し、オプションの多様な種類を定義することができます。また、カリプソの為替オプション・ソリューションは、トレーダーがパッケージや構造を作成できるプライシング・シートも採用しています。

- パフォーマンスとスケーラビリティの向上:カリプソでは、最高水準の信頼性とパフォーマンスを確保し、お客様や市場のニーズに応えるため、プラットフォームのベンチマークテストを行っています。今回の機能強化により、取引数量の増加に対応、市場における全てのスタンダードな商品へのカバレッジ、市場の標準的な流動性とのインタフェースが実現し、お客様の取引をサポートするツールを提供します。

- バック・オフィス機能の向上:自動電子更改サポート機能を追加しました。担保管理機能の改善を図り、担保のブロッターやその他のレポートに関するデータへのデフォルト・アクセスを実現しました。また、カリプソ・ヘッジ会計機能が拡大され、フェアバリュー総合測定に加え、ヘッジ戦略関連情報を提供する柔軟なヘッジ定義が追加されています。

カリプソのプロダクト・マネージメント部門担当シニア・ヴァイス・プレジデントのジェラルド・ラフィは次のように述べています。「V11はカリプソの製品戦略と進化の象徴であると言えます。カリプソは常に、プラットフォームの対象商品の拡大と機能の拡張に注力し、最高水準のパフォーマンス、使いやすさ、そして導入の柔軟性と簡便性の高い商品を提供しています。カリプソは、今後も、お客様に業界で最も信頼できる、最良のソリューションを提供するためにプラットフォームの拡張に努めていきます」。

本資料は7月 15日(現地時間)に発表されたプレスリリースの翻訳版です。

カリプソテクノロジーについて
カリプソテクノロジーは、金融機関向けの統合型トレーディング・アプリケーションを提供するグローバルなアプリケーション・ソフトウェア・プロバイダです。トップ 10 の銀行のうちの 7 行を含む、90 社以上の顧客に、デリバティブ及びトレジャリー商品向けの業界初の統合アプリケーションであるカリプソのトレーディング及びリスク管理プラットフォームが採用されています。400名超の従業員は金融機関及び情報技術産業におけるエキスパートで構成され、15,000を超えるユーザーに革新的製品ときめ細やかなサービスを提供しています。詳細は (リンク ») をご覧ください。

※ カリプソは米国、EU及び他の諸国におけるカリプソテクノロジーの登録商標です。

<この件に関するお問い合わせ先>
カリプソテクノロジー株式会社
フィールド・マーケティング・マネージャー
イヴァン・フェーブル
電話: 03-5214-1800

クレアブ・ギャビン・アンダーソン
深草、笠原
電話: 03-5404-0640
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