本市の子どもの8種目体力合計点は、すべて全国平均を下回っています。
とりわけ、小学生については、反復横とび、20mシャトルラン、上体起こしが、中学生については、20mシャトルランが大幅に下回りました。
今後、保育所、幼稚園、小中学校など全市をあげて、子どもたちの体力向上に向けて取り組みを進めます。
平成21年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査に市内全校の小学5年生と中学2年生1,856名が参加した結果、実施したほとんどの項目で全国平均を下回り、8種目体力合計得点はすべて全国平均を下回っていることがわかりました。
特に、小学生については、反復横とび、20mシャトルラン、上体起こしが、中学生については、20mシャトルランが大幅に下回っています。
今後、子どもたちの体力アップを図るため、保育所、幼稚園、小中学校など全市が協力して、乳幼児からの「子どもの体力向上プラン」を策定し、様々な角度から体力向上に向けての取り組みを進めます。
1.本市の参加状況
■学校数
小学校13校 中学校7校 合計20校
■児童生徒
小学5年生 男子543名 女子549名 合計 1,092名
中学2年生 男子379名 女子385名 合計 764名 総計1,856名
2.体力テストの結果と分析
(1)実技に関する調査から
■体力合計点
(8種目体力テストの合計点、80点満点)
箕面市体力合計点(全国比)全国体力合計点
小学校5年(女子)52.09(-2.5)54.59
小学校5年(男子)52.91(-1.3)54.19
中学校2年(女子)46.49(-1.5)47.94
中学校2年(男子)40.08(-1.3)41.36
8種目の体力テストの合計点を表す「体力合計点」は、小学校、中学校、男女とも、すべて全国平均を下回りました。
■小学校5年生の種目別得点
小学生男子の3種目(長座体前屈、50m走、立ち幅とび)、女子の2種目(長座体前屈、立ち幅とび)は全国平均を上回りました。
しかし、その他の種目(男子5種目、女子6種目)については全国平均を下回っています。とりわけ、男女とも20mシャトルランは約7ポイント、反復横とびは3ポイントと、全国平均を大きく下回りました。
■中学校2年生の種目別得点
中学生男子の1種目(ソフトボール投げ)、女子の3種目(50m走、ソフトボール投げ)で全国平均値よりも上回りました。
しかし、その他の種目(男子7種目、女子6種目)については全国平均を下回っています。とりわけ、男女とも20mシャトルラン、立ち幅とびが全国平均より2ポイント以上下回りました。
(2)運動習慣、生活習慣、食習慣に関する質問紙調査から
1週間の総運動量は、全国平均と比べて若干少ない傾向にあるものの、顕著な差はありませんでした。
意識調査からは、中学生になると運動に対する苦手意識のある子どもが増え、「体育の授業で学んだことは将来役に立つ」と考える割合が低い傾向にあることがわかりました。
4.体力向上に向けた取り組み
■目標
①仲間と一緒に運動することが好きな子どもたちの育成
②生涯を通じて運動に親しもうとする意欲を持つ子どもたちの育成
■具体的な取り組み
①乳幼児期から一貫した体力の向上をめざした「箕面市子どもの体力向上プラン」を策定します。(平成22年3月策定予定)
②保護者、地域の皆さまに現状と課題をお知らせし、「体力」の大切さや生活習慣の改善等、各家庭における取り組みの協力をお願いします。
③児童・生徒の体力向上施策の一つとして大阪府の「なわとびカード」を活用したなわとびを奨励し、オンラインなわとび大会を実施します。(2月実施)
④小中一貫体力向上モデル校区事業等、体育授業の向上に向けた人的支援と研究体制の充実を行います。
問い合わせ先
教育推進部 学校教育課
TEL 072-724-6761(直通)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。