近年、ポイントの相互利用が盛んに行われるようになり、利便性が増しています。ポイントに対する意識や、貯めているポイント、ポイントプログラムの満足度などの実態を把握することを目的とした調査を実施いたしました。 (※今回の調査は、調査手法にインターネットリサーチを用いたため、インターネットポータルサイト系は高めに出ている可能性があります)
<調査結果の概要>
①ポイントを貯めて活用する人は、86.5%に上る。女性の方が、ポイント活用に積極的
●全体では、「ポイントを貯めて活用する方だ」86.5%、「ポイントを貯めているが、活用しない方だ」11.6%、「ポイントは貯めていない」2.0%という結果となった。活用しない人は、意識せず“なんとなく”貯めていることが推測される。
●男女別に見てみると、「ポイントを貯めて活用する」のは女性の方が多い。(男性83.6% 女性89.4%)女性のほうが、ポイント活用に積極的な様子がうかがえる。(図1・2)
②ポイントプログラムの満足度が高いのは、1位映画館、2位家電量販店、3位インターネットポータルサイト系
■各ポイントプログラムの満足度を5段階でたずね、満足計(満足+やや満足)をランキングにした。(図3)
●ポイントプログラムの満足度は、 1位は映画館63.0%、2位は家電量販店56.8%、3位はインターネットポータルサイト系54.4% と続く。 映画館と家電量販店の満足度が高い理由は、還元率が高いことが推測される。インターネットポータルサイト系は、ネット通販利用時など汎用性の高さが、人気の秘訣かもしれない。
●7位の化粧品店51.7%、10位の美容院/理髪店/ネイルサロン/マッサージ店49.0%は、定期的に来店するので、ポイントが貯まりやすいことが満足度が高い理由と推測される。
■「不満」と回答した人に、自由回答で不満の理由をたずねた。(一部抜粋)
「還元率が悪く、なかなか貯まらない」、「有効期限が短い」、「使える店が少ない」、「交換商品に欲しいものがない」 などがあげられた。
③貯めている人が多いポイントプログラムは、満足度が高い
■ポイントプログラムの満足度と、貯めている人(割合)の相関を見た。 (図4)
●貯めている人が多いポイントプログラムは、満足度が高いという相関関係が垣間見える。
●映画館に関しては、貯めている人(割合)の多少に関わらず、ポイント還元率の高さとサービス内容において、他を突出して満足度が高い。利用者が少ない理由としては、有料のポイントプログラムがあることも背景にありそうだ。有料だからこそ、「内容が良いポイントプログラム」を提供することができるのかもしれない。
④ポイントの使用は、堅実に1,000円以下でする人が多数。
■満足度の高いポイントプログラムであった、共通ポイント系、家電量販店、インターネットポータルサイト系については、それぞれのポイントが何円分貯まったら使用するのかをたずねた。
●家電量販店の1位は501~1,000円(29.5%)、2位は500円以下(23.9%)となっているが、それ以上の金額使用者もまんべんなくいる結果となった。平均額は、全体3,836円、男性4,360円、女性3,235円。 (図5)
●インターネットポータルサイト系の1位は501~1,000円(39.2%)、2位は500円以下(34.1%)で、1,000円以下で73.3%を占める。平均額は、全体1,563円、男性,1716円、女性1,434円。 (図6)
●共通ポイント系の1位は500円以下(43.1%)、2位は501~1,000円(36.6%)で、1,000円以下で79.7%を占める。 平均額は、全体1,531円、男性1,738円、女性1,275円。(図7)
●それぞれを比べると、使用金額が高いのは、家電量販店。性別に見ると、男性よりも、女性の方が平均額が低くこまめにポイントを使用している様子がうかがえる。
■調査結果のレポートはこちらへ
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<調査概要>
調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング アンケートモニター使用)
調査対象:全国の20~69歳男女
調査期間:2010年5月10日(月)~5月12日(水)
有効回答数:2000サンプル(年代ごとに均等割付)
<本件に関するお問合せ先>
株式会社クロス・マーケティング 広報担当 鷲野 (わしの)
TEL : 03-3549-0603 FAX : 03-3549-0222 E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp
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