Tilera社のTILEPro64(TM)プロセッサは、その特質からクラウドコンピューティングのワークロードに最適です。Quanta Computer Inc.は、ワットあたりのパフォーマンスが世界最大のクラウドサーバを作成するために、Tilera社のTILEPro64(TM)プロセッサを採用しました。このサーバは、2Uサーバに512コアを内蔵し、消費電力は400ワット以下です。来年、Tilera社は、40nm処理技術に100コアを内蔵したTILE-Gxファミリを市場に導入する予定です。また、2013年には、Tilera社は、28 nmに200コアを内蔵するコードネームStrattonというプロセッサを提供する予定です。これらの製品により、お客様は2011年にラックあたり20,000コアを提供できるようになり、2013年にラックあたり40,000コアを提供できるようになります。
コア全体にフル・キャッシュ・コヒーレンシを提供し、仮想化をサポートし、iMesh(TM)技術を通じてリソースを分散して、同じプロセッサにメニーコアを追加するTilera社のイノベーションは、コンピュータ新時代に必要な基盤となるコンポーネントです。オープンソースの革新と、クラウドアプリケーションのパラレルな性質により、Tilera社のプロセッサは、クラウドコンピューティングに最適なプラットフォームを提供します。現在、ひとつのTILEPro64プロセッサを使用する消費電力50ワットのサーバは、消費電力250ワットのデュアルソケットIntel Xeon 5500サーバと同じパフォーマンスを提供します。
「標準環境で複数のパフォーマンス密度と電力効率を提供することは、非常に画期的で、クラウドコンピューティングを次のレベルに引き上げるでしょう。」と、SGI CEOのMark J. Barrenecheaは述べました。「SGIは、破壊的データセンタ技術で先駆的役割を果してきました。弊社はTilera社と協業して、この強力な技術をHPC、クラウド、政府関連などの市場のお客様に提供します。」
「従来の巨大で高い周波数コアのソリューションは、現在、パワーと密度の問題になっています。Tilera社は、このような基本的問題を解決し、クラウドコンピューティングを無限に成長させることのできる新しいアイデアを提供します。」と、Tilera Corporation社長兼CEOのOmid Taherniaは述べました。「Tilera社技術は、同じチップに何百個もの汎用コアを内蔵しており、キャッシュコヒーレンシ、仮想化、および高速I/Oなどの機能があります。弊社製品は、現在画期的な密度を提供しており、各世代で倍に成長していく予定です。」
Tilera社は、6月22~24日に米国カリフォルニア州サンタクララで開催されるVelocity 2010と、6月23~24日にサンフランシスコで開催されるStructure 2010で、Quanta Computer Inc.により開発された新発表のS2Qサーバのデモを行います。
概要: Tilera社
Tilera(R) Corporationは、クラウドコンピューティングや通信アプリケーション用の汎用マルチコアプロセッサおよびメニーコアプロセッサで、業界をリードする企業です。Tilera社のプロセッサは、画期的な分散iMesh(TM)アーキテクチャをベースににしています。iMeshアーキテクチャは、汎用低電力コア何百個もの規模に拡大可能で、新しい処理技術にも対応し続けます。この革新的アーキテクチャ、標準Linux環境、および標準GNUツールによって、Tilera社は、これまでにない汎用コンピューティング能力を、レガシープロセッサに比べてはるかに少ない消費電力で提供します。Tileraには、TILE64(TM)、TILEPro(TM)、および最新のTILE-Gxの、3つの製品ファミリがあります。本社は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米国マサチューセッツ州ウェストバロー、日本の横浜、中国の北京と上海に事務所があります。
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