さくらインターネット、「KVM」による完全仮想化を実現した仮想専用サーバサービス「さくらのVPS」を提供開始

月額980円の低価格とリモートコンソールなどの先進の機能

さくらインターネット株式会社

2010-09-01 12:00

国内最大級のバックボーンネットワークを有しインターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネット株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:田中 邦裕)は、完全仮想化による仮想専用サーバサービス「さくらのVPS」を、2010年9月1日より提供開始いたします。
「さくらのVPS」は、専用サーバの自由度と共用サーバの低価格、そして仮想化ならではの機能を合わせもつ仮想専用サーバサービスです。Linuxカーネルに標準搭載の仮想化技術「KVM」を採用した完全仮想化、初期費用なし・月額料金980円というプライシング、Webブラウザからサーバのコンソール画面を操作できるリモートコンソール機能など、海外の先進的なVPSサービスと比較しても遜色のないサービスを実現しました。

かつては「“劣化専用サーバ”は提供しない」としていた当社ですが、自信をもって提供できるVPSサービスが実現できたと自負しています。

CPUのマルチコア化や大容量メモリ搭載による物理サーバの性能向上と、仮想化技術の進歩によるオーバーヘッドの低減などがあり、単に性能が劣るだけのVPSではなく、専用サーバでは実現できない機能をもった高性能なVPSサービスを提供できる環境が整い、今回のサービス化につながりました。

今後、マルチOS対応やリモートデスクトップ機能「VNC」の提供などの機能強化や、上位プランの投入によるラインアップ拡充なども予定しており、サービスのさらなる魅力向上を図っていきます。公表できる段階となりましたら、随時情報発信をしていく予定です。

<さくらのVPSサービス内容詳細>
■仮想化技術「KVM」による完全仮想化を実現
Linuxカーネルに標準搭載の仮想化技術「KVM」(Kernel-based Virtual Machine)を採用し、完全仮想化を実現しました。各VPSの仮想ハードウェアやOSなどの環境はそれぞれ完全に独立しており、他社で採用の多いOSレベルでの仮想化では実現不可能だったスワップメモリが利用可能となるなど、より自由度の高いサーバ運営が可能です。

■メモリ512MB・ディスク20GBで月額料金980円
幅広い用途で気軽にご利用いただけるよう、必要十分なスペック(メモリ512MB・ディスク20GB)を圧倒的なコストパフォーマンス(初期費用なし・月額料金980円)でご提供いたします。2週間の無料お試し期間もありますので、実際の使用感を確かめながらの検討が可能です。上位プランの投入によるラインアップ拡充も予定しています。

■先進の機能を提供するVPSコントロールパネル
Webブラウザから各種操作がおこなえる、VPSコントロールパネルをご用意しました。VPSの起動・停止・再起動やOS再インストールなどの操作を簡単に実行でき、リソースモニタ機能によりVPSの負荷状況をグラフ形式で確認することも可能です。また、リモートコンソール機能を使うことによって、設定ミスなどでVPSのネットワーク到達性がなくなってしまった場合でも、サーバの操作をおこなうことができます。

■マルチOS対応やリモートデスクトップ機能「VNC」の提供などを予定
完全仮想化の大きなメリットとして、OSレベルの仮想化や準仮想化とは異なり、ゲストOSとして様々なOSを利用できる点があげられます。今後、当初提供するCentOSだけではなく、他のOSの提供も順次進めていく予定です。また、リモートコンソール機能に加えて、VNC(Virtual Network Computing)を利用したリモートデスクトップ機能の提供も予定しています。

当社では、今回の「さくらのVPS」サービスの投入を皮切りとして、仮想化技術およびクラウドコンピューティングへの取り組みを強化していく計画です。サーバリソースの柔軟な増減と従量課金も可能なIaaS(Infrastructure as a Service)型のクラウドサービスの開発も進めており、今年度中の提供開始を予定しております。今後のさくらインターネットにどうぞご期待ください。

<サービス仕様詳細>
メモリ:512MB
ディスク容量:20GB
ネットワーク:100Mbps共有回線*
グローバルIPアドレス:IPv4アドレス×1個
OS:CentOS 5 x86_64
管理者権限:root権限付与

このプレスリリースの付帯情報

VPSコントロールパネル画面イメージ

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