1984年に設立されたPalisade社は米国ニューヨーク州イサカ市を本拠とし、Microsoft Excelのアドインとして機能するリスク分析・意思決定支援ソフトウェア製品群@RISKおよびDecisionTools Suiteの開発メーカーとして知られています。@RISKでは、モンテカルロ シミュレーションという手法を用いてスプレッドシート モデル内の不確実性を考慮に入れた上で、さまざまな結果の発生確率を定量化することができます。またDecisionTools Suiteは、@RISKを意思決定ツリーや最適化などその他の分析手法と組み合わせることにより、現在市販されている製品としては最も完成度の高い統合意思決定ツールキットを提供します。同社はほかにも豪州シドニー、英国ロンドン、およびブラジルのリオデジャネイロにそれぞれ事業所を構えています。
3月に起きた東日本大地震災害による被害は今なお拡大しています。将来の不確実性に対処するにあたり、リスク管理は重要なツールとして役立ちます。モンテカルロ シミュレーションは従来から災害対応や緊急事態の管理に使われてきました。この手法では数千に及ぶシナリオについて一度に検討することができます。モンテカルロ分析の結果からは、金融市場へのインパクト、感染症などの病気の発生、停電、そして重要資源の需給など、さまざまな事象の発生確率がわかります。また、こうした事象がもたらす影響を把握し、リスクの発生原因となる重要な要因を特定することもできます。たとえば、株式市場に対する信頼感の落ち込みを防ぐことは不可能であっても、金融市場崩壊の尤度とそのインパクトを把握することができれば、資産を守り、またリスクを回避するための助けとなります。
今回の新事業所開設は、Palisadeの@RISKおよびDecisionTools Suite製品ラインの完全日本語版リリースに続くものです。同社では日本のお客様へのサービス向上を第一に考え、また弊社の国際事業展開方針の一環として、東京事業所を開設することになりました。Palisadeソフトウェアは、日本語のほかにも中国語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、英語の各言語でもご利用いただけます。
新事業所では、日本市場を対象としてセールス、受注、およびサポート業務を提供させていただきます。ご購入とお支払い処理はすべて日本円で行われます。また日本語のPalisade Webサイト( www.palisade.com/jp (リンク ») )も設け、製品情報、オンライン購入、各種事例、チュートリアルなどを日本語で提供していきます。Palisade社の社Sam McLaffertyは、「今日、日本のお客様に最大限の支援をさせていただくことは、これまで以上に大切だと感じます。今後は言語や通貨、そして時差といった障害を取り除くことで、日本の復興、ひいては長期的成長に役立つよう、日本のお客様のニーズに応えていくことができれば幸いです」と語っています。
ここ数年で日本市場における@RISKおよびDecisionTools Suiteに対する需要は増大しています。シドニー事業所のPalisadeアジア太平洋地域担当常務取締役Mark Meurisseは、「弊社のソフトウェアは、日本の製造業、造船、公益事業、そして保険など実にさまざまな産業において優れたリスク分析を行う支援をします。また、日本の諸大学院の経営学修士課程においても@RISKとDecisionTools Suiteソフトウェアへの関心は非常に高まっています。これらの修士課程ではDecisionTools Suiteのソフトウェアを活用して数量分析の手法を学ぶことにより、新世代のビジネスリーダー育成に力を入れています」と語っています。
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