このシステムを同社のSaaSサービスであるAllin1Ofiice のプラットフォームで提供することで、PC、タブレットPC、携帯電話などモバイル端末、スマートモニターなどマルチインターフェイスで利用者が照明を賢くコントロールできるマルチスマートコントロールを実現するもので、急激に懸念が高まる東日本大震災から派生した電力不足問題に応える対策の一つとして注目を集めるLED照明機器への転換による省エネ効果を更に高める手段として提供することとした。
家庭や事業所の既存照明機器からLED 照明機器へ転換することで30%~60%の電力削減が見込めるが、NEXECO はこの削減率を更に高めることが出来る。
また、NEXTOUCH によるスマートモニターによって消費状況をリアルタイムで把握することで、利用者の省エネ意識を高めると共に積極的な省エネ行動に導く効果も期待できる。
国のエネルギー政策の再構築と確実な電力の安定供給までには相当な期間を要するのは確実で、その間慢性的な電力不足が生じることとなり、この間、省エネは企業と国民に課せられた大きな課題となる。
しかし、単に電力を使わない省エネ行為は、経済に直接的な悪影響を及ぼすほか、消費者の精神的落ち込みを招き、それが間接的に経済に悪影響を及ぼすものと同社は考えており、電力は必要に応じ積極的に使うが、省エネ効果によってこれまでより大幅な低減が実現できるソリューションが必要かつ重要であると考えた。
5 月10 日には、政府がエネルギー政策(エネルギー基本計画)の見直しを発表しており、安全性への国民の懸念が大きくなっている原子力発電への依存度を減らす考えを明確に示した。
こういったソリューションが政策的に全国で導入されれば、今後のエネルギー政策の考え方自体が大きく変わる可能性がある。
原子力に変わる自然エネルギーを含めた新しい電力の安定供給手段を構築するには、長い時間と膨大な費用が必要となり、その間限られた電力をより有効に消費しながら、今後の電力消費効率を高めることで、電力政策に必要となる費用も低減することが可能となるためである。
イデアクロスは、LED 照明による省エネ市場は、今回の震災で急激に拡大を見せているが、エネルギー消費量が大幅に増加している業務分野と家庭分野におけるエネルギー使用の合理化をより一層推進することを目的に、平成20 年5 月に改正された「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(改正省エネ法)の施行もあり、震災以前から中長期的には事業所を中心としたLED 照明への転換市場が今後拡大すると想定して、2 年前から既に実績のある海外企業と提携してNEXECO の開発を進めてきた。
NEXECO は既に基本的な照明コントロールの機能の開発は済んでおり、今夏までに全国での導入をより早期に実現できるよう、全国の企業との提携募集を6 月から開始しサポート網の構築を急ぐ。
■フェリカ搭載10.1 インチアンドロイド端末NEXTOUCH(ネスクタッチ)をスマートモニターとして活用
同社が2010 年7 月30 日に発表したフェリカ搭載のアンドロイド端末NEXTOUCH との連携で、同端末をスマートモニターとしてNEXECO ソリューション提供する。
NEXTOUCH はインターネットに接続可能なフェリカを搭載したアンドロイド端末で、同社のAllin1Office 連携の戦略製品として、昨年同社が発表した。
NEXTOUCHをNEXECOと連携させ、同社では今後電力メーターなどとの接続も視野に、スマートモニター分野でのNEXTOUCH の市場導入を強化する。
スマートモニターとしてテレビなどの活用も考えられているが、スマートモニター使用時や使用電力超過時のアラートなどテレビ視聴中に利用者に訴求することは、利用者のストレスとなる。
NEXTOUCH を活用することで、スマートモニターを兼ねたインターネット情報端末として利用者にとって利用価値の高い情報インフラとして提案を行う。
■NEXECO(ネクスエコ)NEXTOUCH(ネクスタッチ)についてのお問い合わせ先
イデアクロス株式会社
東京都中央区銀座4 丁目10-3 セントラルビル7F
TEL:03-6226-1919
FAX:03-6226-1922
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担当:末永
用語解説
フェリカ搭載10.1 インチアンドロイド端末NEXTOUCH(ネスクタッチ)
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