多様化するセキュリティリスクに対応した「秘文 V10」を販売開始

スマートデバイス、仮想デスクトップ環境への対応やメール・Webの情報漏洩対策を強化

株式会社日立ソリューションズ

2012-05-21 00:00

株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、情報漏洩防止ソリューション「秘文」シリーズに、スマートデバイス向け新製品を追加し、さらに仮想デスクトップ環境対応やファイル単位による持ち出し制御などの機能強化を行った「秘文 Version10」の販売を6月29日から開始します。「秘文 Version10」では、スマートデバイスや仮想デスクトップ環境における情報漏洩対策を実現し、ファイル単位のきめ細かい持ち出し制御により多様化するセキュリティリスクに柔軟に対応します。

 近年、スマートデバイスや仮想デスクトップ環境の登場により、情報システムのユーザー環境が多様化しています。持ち運びが便利なスマートデバイスは紛失・盗難のリスクがあり、また、BYOD*1と呼ばれる個人デバイスの業務利用による新たなセキュリティリスクも存在します。仮想デスクトップ環境においても、メディアの持ち出しや印刷による情報漏洩のリスクがあります。また、標的型サイバー攻撃による情報漏洩事件や社員が意図的に重要情報を持ち出す事件も起きています。
*1:Bring Your Own Device

 このような状況の下、日立ソリューションズは、多様なセキュリティリスクに対応した「秘文 Version10」の販売を開始します。このたび、Android OS向けの暗号化ソフトウェア「秘文AE SmartDevice Encryption」を開発しました。本製品は専用のAndroid端末で利用でき、スマートデバイスの内部メモリと外部メディアの暗号化を行うことでデータが第三者に参照されることを防ぎ、紛失・盗難による情報漏洩を防止します。
 また、従来から提供しているメディア暗号化製品とデバイスの持ち出し制御製品を仮想デスクトップ環境に対応させることで、仮想デスクトップ環境の情報漏洩経路となりうる外部メディア、印刷、メール・Webに対してPCと同様の情報漏洩対策が可能となりました。

 さらに、ファイル単位でのきめ細かい持ち出し制御を行う「秘文 Server Extension」と、ファイルに機密レベル(情報の重要度)を付加する「秘文AE SecurityPolicyEnforcer ServerAgent」を「秘文」シリーズに追加しました。「秘文」の持ち出し制御の基準を利用者の権限だけでなく、ファイル単位を加えることで、標的型サイバー攻撃などによる利用者が意図しない情報漏洩を防止します。

■ 「秘文 Version10」の主な特長
1. スマートデバイスの紛失・盗難対策
Android OSに本製品を搭載し、内部メモリと外部メディアの暗号化を自動的に行います。そのため、ユーザーは暗号化操作を意識する必要はありません。本製品は、専用のAndroid端末で利用できます。

2. 仮想デスクトップ環境の情報漏洩対策
メディアの暗号化を行う「秘文AE Information Cypher」とデバイスを制御する「秘文AE Information Fortress」を仮想デスクトップ環境に対応しました。仮想デスクトップ環境においてもファイルの暗号化やメディアへの持ち出し制御、印刷制御などの対策を行うため、デスクトップ仮想化をする際も、従来のPCにおけるセキュリティ対策を変えることなく、移行することが可能です。

対応仮想環境
ハイパーバイザ VMware vSphere 5(ESXi 5)、Hyper-V 2.0
仮想インターフェース XenDesktop 5.5、VMware View 5

3. ファイルの分類と機密レベルに応じたきめ細かいコンテンツセキュリティ対策
ファイルサーバ内のファイルを機密レベルに応じて分類整理することができます。さらに機密レベルに応じた持ち出しポリシーを設定して、メール・Webやエンドポイントからの持ち出しを制御します。これにより、機密文書取扱規則の運用を徹底できるうえ、機密文書管理の負担を軽減できます。

4. セキュリティ対策の対象に合わせた、導入しやすい製品体系
セキュリティ対策を行いたい情報漏洩経路に合わせてメール・Web、スマートデバイス、エンドポイント、ファイルサーバの4つの構成から「秘文」シリーズを選択することができます。また、管理サーバ「秘文AE Server Extension」でセキュリティ対策のポリシーを統合管理するため、複数の対象を統一のポリシーで管理できます。

■ 情報漏洩防止ソリューション「秘文」について
日立ソリューションズの「秘文」シリーズは、「保護」「コントロール」「マネジメント」 3つのサイクルを展開するセキュリティマネジメントシステムにより企業からの情報漏洩を防止するためのソリューションです。2012年3月末時点で官公庁自治体・製造業・金融業をはじめ 6,000社640万ライセンスの導入実績があり、持出制御ソフトウェア、ファイル暗号化ソフトウェア分野において国内売上トップシェア(株式会社 富士キメラ総研 2011年8月29日発刊 「2011 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧<上巻:市場編>)を獲得しています。
URL: (リンク »)

■ 販売開始時期
 2012年6月29日

■ 製品紹介URL
(リンク »)
<商品・サービスに関するお問い合わせ先>
URL: (リンク »)    Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>
担当部署:CSR統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:槇田
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ Windows、Microsoft Officeは、米国Microsoft Corporation の登録商標です。
※ Androidは、米国Google Inc.の登録商標です。
※ VMwareは、米国VMware,Inc.の登録商標です。
※ XenDesktopは、米国Citrix Systems Inc.の登録商標です。
※ 「秘文」は、日立ソリューションズの登録商標です。
※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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