今回発表したマーサーMPAアワードは、第10回(10年目)で、国内株式や外国株式など、年金運用で使われる主要なカテゴリーに分けて、2012年3月までの5年あるいは3年の実績を評価したものです。企業年金などの機関投資家向けの運用リターンに関する表彰としては、マーサーが初めて実施したものです。
今回の受賞の特徴としては、久しぶりの受賞など「復活」というイメージが比較的強いことが挙げられます。第1回に国内株部門で受賞したアバディーンと国内株グロース部門で受賞した野村アセットの日本株式アクティブグロースが9年振りの受賞である他、国内株バリュー部門でりそな銀行のりそな割安株(第1回から3年連続受賞)と三井住友信託銀行の国内株式クオンツ・バリュー(ストック型)が7年振りの受賞となっています。また、運用プロダクトは異なりますが、国内株コア部門で受賞したキャピタル・インターナショナルは、会社として、第1回以来の9年振りの受賞となります。
さらに、マーサーMPAアワードとしては初受賞になりますが、国内株コア部門で受賞したシュローダー日本株アクティブ・コアもマーサーMPAアワードの開始前に、優れたリターンを達成していたとして幅広く知られていた運用プロダクトであり、「復活」というイメージにふさわしいと言えるものです。
マーサー ジャパンの資産運用コンサルティング部門の代表である古宇田義規は、「過去、優れたリターンを達成した運用プロダクトや会社が、長期間に亘って、低迷する、あるいは平均的なリターンを達成できないということは運用市場で、しばしば見られることです。しかしながら、顧客からの信頼を失わないように、一貫した運用哲学で、運用の強化に努めていれば、また、優れたリターンを復活させて、長期的には優れた結果が得られることがあります。それゆえに、運用機関の評価と選定は難しいものですが、今回の「復活組」の多さは、運用機関との関係では長期の辛抱も成果に繋がる場合があり、それ故に重要であることを示唆するものと言えるでしょう。」と述べています。
受賞記録としては、外国株式部門のMFSインベストメント・マネジメントは連続記録で過去最多タイの6年連続受賞を達成しました。国内株式中小型部門で三井住友アセットマネジメントが7回目の受賞と過去最多受賞記録となっています。
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