これにより、学校現場が抱える諸課題の理解を深め、実情に即した教育施策を進めるとともに、組織的・機動的な学校経営の仕組みづくりを行います。
なお、任期は原則2年とし、校長職等への登用に先駆け、本年11月15日から約4か月間、配置予定校での実地研修を実施します。
1.教育委員会事務局の事務職員の校長等への登用の目的
学校教育に対する保護者ニーズの多様化、高度化に加え、子どもたちの生活様式の変化に伴い、学校現場が抱える諸課題が多岐にわたり、複雑になってきています。
そこで、箕面市では、
・教育委員会と学校現場が相互に意思疎通を深め、学校教育諸課題に対する共通理解のもと、一丸となって実情に即した教育施策を展開する
・教育委員会が、学校現場の抱える諸課題への理解を深めるとともに、それぞれの学校運営の実情に即した学校支援を強化する
・各学校が、教育委員会の教育政策や市全体の方向性への理解を深めるとともに、学校現場の組織経営の視点を高め、組織的・機動的な体制作りを強化する
・今後10年間で教員の約1/3(250名前後)が定年となる大量退職時期を控え、教員のみでは校長・教頭職の人員が不足することに備えて登用体制を整える
など、教育委員会及び学校現場が一丸となった教育諸課題への対応と教育環境の整備を進めることを目的として、教育委員会事務局の課長級以上の事務職員を校長・副校長に登用します。
任期は原則2年とし、その後は現場経験を活かして教育政策を進める職を担う予定です。
【参考】
箕面市では、これまでの社会経験で培った組織運営・管理能力も取り入れて、新しい発想や教育理念による学校経営の活性化や改善を図るため、すでに「民間人からの校長職への登用」を平成23年度から実施(市立豊川南小学校・校長)しています。
2.配置予定校と配置職員
今回、校長・副校長に配置する予定校と配置職員は次のとおりです。
配置予定校 H25.4校長任用予定者 H25.4副校長任用予定者
市立萱野小学校 藤 迫 稔(子ども部長) 岡 裕 美 (教育推進部副部長)
市立南小学校 小 西 敏 広 (生涯学習部副部長) 藪 本 正 博 (教育推進部専任参事)
注:( )内は、前職
3.任用の時期
校長等への正式配置は、平成25年4月1日の予定です。なお、正式配置に先駆け、本年11月15日から約4か月間、配置予定校で実地研修を実施します。実地研修期間中は、それぞれ副校長、教頭として着任します。
4.校長職等の特別選考
校長・副校長に配置される職員は、豊能地区教職員人事協議会が本年実施した「校長・教頭特別選考」に合格しました。
[特別選考のスケジュール等]
10月21日(日) 一次選考 筆答試験(小論文)
11月 5日(月) 二次選考 面接
11月14日(水) 豊能地区教職員人事協議会 選考委員会にて合格決定
(3市2町の教育長による選考委員会により合否判定)
【参考】
●校長特別選考受験資格
校長特別選考における受験資格は、次に掲げるすべてに該当する者とする。
① 日本国籍を有する者
② 地方公務員法第16条及び学校教育法第9条(欠格条項)の規定に該当しない者
③ 年齢が35歳以上56歳以下の者(管理職としての経験を有する者の場合は、35歳以上57歳以下の者)
④ 本市の職員で、教育に関する職に10年以上ある者(現に管理職の職にある者は、教育に関する職の経験が5年以上のもの)
●教頭特別選考受験資格
教頭特別選考における受験資格は、次に掲げるすべてに該当する者とする。
① 学校教育法施行規則第23条の規定に該当する者
② 日本国籍を有する者
③ 年齢が35歳以上57歳以下の者
④ 地方公務員法第16条及び学校教育法第9条の規定に該当しない者
5.学校事務職員と市の事務職員の人事交流について
箕面市では、今回の教育委員会事務局の事務職員の校長等への登用にくわえて、来年度から「学校事務職員」と市の事務職員の人事交流も実施します。学校現場における事務処理能力の向上をはかり、教職員の事務負担の軽減や、学校経営の一層の円滑化をめざします。
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