AsiaNet 51580
共同JBN 1479 (2012.12.6)
【ロンドン2012年12月5日PRN=共同JBN】5日発表された2012/13年「QSグローバル200ビジネススクール・リポート」(2012/13 QS Global 200 Business Schools Report、 (リンク ») )によると、国際的なリクルーターが望ましいと思う採用校はロンドン・ビジネススクールやフランスのINSEAD、米ハーバード大学であることが明らかになった。
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経営学修士(MBA)課程卒業者のエンプロイアビリティー(雇用される能力)についてのこの本格的な検証は、世界で最大規模の雇用者意識調査に基づいている。
調査では、MBA資格を持つ雇用主に対し、人材を採用したいビジネススクールを挙げてもらった。回答者数は3305人。10項目の選択的な専門分野で優れた就職卒業生を輩出していると思うビジネススクールも答えてもらった。10項目は金融、戦略、マーケティング、起業家教育、企業の社会的責任、情報管理、イノベーション、リーダーシップ・経営管理・国際経営。
2012年ランキング
北米
1 ハーバード大学
2 スタンフォード大学
3 ケロッグ経営大学院
中南米
1 モンテレイ工科大学
2 チリ・カトリック大学
3 ビジネススクール・サンパウロ
欧州
1 INSEAD
2 ロンドン・ビジネススクール
3 スイスIMDビジネススクール
中東・アフリカ
1 ケープタウン大学
2 カイロ・アメリカン大学
3 ウィットウォーターズランド大学
アジア・太平洋
1 INSEAD
2 インド経営大学(IIM)アーメダバード校
3 シンガポール国立大学(NUS)ビジネススクール
リポートによると、「エリート・グローバル」ビジネススクールの上位39校は、北米が22校、欧州が14校、アジア・太平洋地域が3校。米国のエリート校15校の数は抜きんでているが、ロンドン・ビジネススクールとINSEADに肩を並べて雇用主に評判がいいのはハーバード大学だけだった。
欧州のトップ校の卒業生は、北米の卒業生より平均して給与が高いことも判明した(2011年統計)。欧州の「エリート・グローバル」校の卒業生の給与は平均10万9300ドル。これに対して北米は10万1100ドルだった。
しかし、欧州のビジネススクールはエンプロイアビリティーと給与が良かったものの、専門分野の評価となると米国の学校が頭角を現した。ハーバード大学は10項目の4項目で1位。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン校は2項目で1位。このほか1位を占めたのはケロッグ(ノースウェスタン大学大学院)、スタンフォード大学、ウォートン(ペンシルベニア大学大学院)だった。
QSマネジングディレクターのヌンツィオ・カクカレリ(Nunzio Quacquarelli)氏は「今年のリポートでは、MBAの採用に注目している企業の数が過去最高になったことが明らかになった。今日のグローバル経済におけるMBA資格の価値を示している」と話す。
カクカレリ氏は続けて「欧州の上位ビジネススクールの卒業生の需要が高まっていることも、リポートで判明した。彼らの指導力や革新力への需要のほか、世界で急成長する新興国経済に最優良経営を移転したいという表れである」と語った。
インドのビジネススクールのMBAが、世界で最も学問的に上位に浮上した。インド経営大学(IIM)バンガロール校とIIMアーメダバード校のGMAT(MBA資格取得試験)の平均スコアは、欧州や米国のトップ校を楽々抜いて、世界で最も高くなった。
ソース:TopMBA.com
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