AsiaNet 52027
共同JBN 0123 (2013.2.7)
【フェアラム(英国)2013年2月6日PRN=共同JBN】英国の航空交通サービスのグローバルリーダーであるNATSは6日までに、三菱総合研究所(MRI)と協力覚書(MoU)を結んだ。
この覚書はNATSとMRI によるさまざまな航空交通管理(ATM)プロジェクトでのコラボレーションの機会を求めることを決めている。これらコラボレーションは日本とアジア太平洋地域における多くの空港での航空交通流管理、キャパシティー増大、地上業務の最適化を含めることになりそうだ。
NATSのリチャード・ディーキン最高経営責任者(CEO)とMRIの磯部悦男常務執行取締役は、東京の英国大使館で2月4日に開かれた調印式で同協定に署名した。調印式はティム・ヒッチンズ駐日大使が主催した。
ヒッチンズ大使は「民間航空は英国政府が大いに重視している部門である。NATSおよびMRIが協力覚書に調印して、日本と海外の双方の空港プロジェクトに最新かつ現代的な飛行管理サービスを提供することは誠に喜ばしいことである」とあいさつした。
同大使はさらに「われわれは協力覚書がNATSとMRIの強い提携関係につながることを希望し、両社ビジネスの今後の拡大がすべても乗ることを期待している」と述べた。
ディーキン氏は「これは極東で当社が成長し続ける素晴らしいいチャンスであり、MRIは理想的なパートナーとなる。NATSの世界クラスのナレッジと専門的知識は、日本とアジア市場におけるMRIのナレッジと組み合わせることは素晴らしい計画であり、そのもたらす結果を期待している」と語った。
磯部氏は「NATSとの提携関係はMRIにとって完璧な適合であると考える。それはわが国の競争力を固めることに役立つともに、NATSとMRIのナレッジと専門知識の融合は、広範なアジア太平洋地域の一層の発展を支援する。これは素晴らしい提携関係である」と語った。
MRIは日本における長期的、短期的プロジェクトを網羅する広範囲のATM戦略を持っている。これらは需要予測や航空交通管理最適化が含まれ、NATSはこの分野で世界各地で成功してきた実績がある。
今回の協力覚書は、現在は6大陸30カ国で協力しているNATSの急速な国際的成長期をさらに積み重ねるものである。
NATSは過去2年余り、シンガポールと香港で空域再設計を支援、カタールで空域容量の拡大を進め、スペインでアエナ(AENA)航空の航空飛行管制塔契約を受注した。
NATSは同時に、英国の15の有力空港でのサービス提供を続け、昨年には英国の空港全体で220万フライトを処理した。
▽NATSについて
NATSは航空交通管理(ATM)サービスの英国大手プロバイダーであり、2011/12年に220万のフライトを処理し、英国および東部北大西洋をカバーしている。NATSはスワンウィック、ハンプシャー、プレストウィック、エアシャーにあるセンターから航空管制を提供している。
NATSはまたヒースロー、ガトウィック、スタンステッド、バーミンガム、マンチェスター、エディンバラ、グラスゴーを含む主要15空港で航空管制サービスを、ジブラルタル空港で航空交通サービスを提供している。
▽三菱総合研究所(MRI)について
MRIは日本有数の研究・コンサルティング企業であり、東京、大阪、名古屋で約800人を雇用している。
MRIは総合的な各専門分野にわたるナレッジを全面的に活用して、経済、産業から社会システム、エネルギー、環境、科学、テクノロジー、さらにはITソリューションから政府、商用クライアントまで、広範な分野の研究・コンサルティングサービスを提供する。
NATSの詳細は以下のウェブサイトを参照。
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ソース:NATS
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