AsiaNet52108
共同JBN0161(2013.2.18)
【チューリヒ2013年2月18日PRN=共同JBN】Neurim Pharmaceuticalsは18日、原発性、併発性の不眠症を治療するために開発された複数方式の新しい治験睡眠薬であるPiromelatine(Neu-P11)の効能と安全性を評価する第II相臨床研究が好結果を示したと発表した。この新しい結果は最近のダブルブラインド、無作為方式、偽薬対比、パラレルグループ、不適合報告、睡眠試験室の研究からのものである。この研究は18歳以上の成人の原発性不眠症患者を対象に偽薬と比較してPiromelatineの評価を行った。
4週間のPiromelatine 20/50mgによる治療は、中途覚醒時間(WASO)(両投与量ともp=0.02)を含む主要多極睡眠図(PSG)パラメーターで、また特に睡眠6時間後のWASO(WASPO-6h)(50mg,20mgグループでそれぞれp=0.0008, p=0.004)で、偽薬に比べ統計的に意義があり、臨床的に意味のある改善結果をもたらした。またPiromelatine 50mgは睡眠効率(SEF)(p=0.02)、全睡眠時間(TST)(p=0.02)、全覚醒時間(TTA)(p=0.01)、ノンレム睡眠時間(p=0.028)を改善し、睡眠持続に役立つ効果があることを示した。ピッツバーグ睡眠の質質問書(PSQI)で測定した睡眠の質と全睡眠時間では偽薬に関係する客観的改善も観察され、PSG所見が確認された。Piromelatineはノンレム睡眠のEEGデルタパワーを強化し、ベータパワーを大きく減少させた(p<0.05)。大脳皮質覚醒のマーカーであるEEGベータ活動の減少は睡眠持続におけるPiromelatineの効能を示す生理学的代用マーカーである。Piromelatineは全般的に安全で、受容性がよく、どの投与量グループでも(数字符号入れ替え検査=DSST=で判定した)翌日の精神運動性能に対する悪影響はなく、睡眠の構造、構成に有害な影響はなかった。
Neurimのナバ・ジサペルCSOは「Piromelatineは睡眠持続の乱れが特徴の原発性不眠症と精神障害性、身体医学的合併症のある不眠症の治療に良好な可能性を示している」と語っている。この研究結果はボルティモアで開かれる第27回睡眠関係学会(APSS)年次会議、スリープ2013会議で報告される。
▽Piromelatineについて
PiromelatineはMT1\MT2(睡眠を促進する可能性と時間生物学的効果)と5HT1A\D(不安を緩め鎮痛する効果の可能性)受容体アゴニズムの組み合わせを通じて作用すると考えられている。Piromelatineの効果のすべての可能性は関連の動物実験で示されている。Piromelatineの安全性、受容性、薬物動態学、睡眠促進活動についての第IA相、IB相研究は、広い範囲の投与量で、投与量比例PK特性、良好な吸収性と分配性、良好な安全性と受容特性を示し、記憶に悪影響の残らない睡眠持続についてのPiromelatineの薬効学的活性について初めての兆候を提供した。
▽Neurim Pharmaceuticalsについて
1991年に創立されたNeurim Pharmaceuticals Ltdは医薬品発見、開発会社で、中枢神経系(CNS)に集中している。同社の医薬品で初めて承認されたCircadin(登録商標)-不眠症用の延長リリース・メラトニン-は世界の40カ国以上で購入できる。
▽詳しい情報の問い合わせ先
Eran Schenker, MD
Medical & Corporate Business Development Director
Neurim Pharmaceuticals Ltd. 27 Habarzel St Tel-Aviv 69710 Israel
Tel: +972-3-7684914 Cell: +972-52-6689944 EranS@Neurim.com
ソース:Neurim Pharmaceuticals
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