AsiaNet 52173
共同JBN 0189 (2013.2.26)
【ストックホルム2013年2月26日PRN=共同JBN】スウェーデンの使用済み核燃料の最終保管施設に氷床がどのような影響を与えるか。地盤が永久に凍結していれば最終保管所は周囲にどのような影響をもたらすか。これらの疑問への答えは、グリーンランドで見つけることができる。
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グリーンランド西部のカンゲルルススアークにあるSwedish Nuclear Fuel and Waste Management Company, SKBは主要な国際研究プロジェクトに参加している。このプロジェクトは、溶氷水が氷床の中と下をどのように流れ、どのように地下水を形成するか、その結果、貯蔵施設に影響を及ぼすかなどについて調査する。このプロジェクトはGreenland Analogue Projectで、略してGAPと称する。
SKBは、永久凍土地勢にある地表で起きる事象も研究している。地面が永久的に凍結している地勢で地表水がどのように流れるか。また生物圏はどのように機能し、生命はどこに存在するのか。これらがGreenland Analogue Surface Project(GRASPプロジェクト)の研究課題である。
核燃料保管施設は極めて長い期間にわたり機能し、安全を保たなければならない。SKBの安全分析は、最大百万年という長い期間に保管施設にどのようなこことが生じるかを研究する。これは8回の氷河期に匹敵する。グリーンランドのような現在存在する氷床を調査することによって、気候学者は遠い将来に起きる事象をモデル化するために十分なことをしることができる。
SKBが現在行っている研究に関する3本の短編フィルムを見れば、登場するSKBの研究者から、一般的な気候研究と、GAPおよびGRASPプロジェクトについて説明を受けることができる。
▽問い合わせ先
Press Relations Manager
Jimmy Larsson-Hagberg
+46-8-459-84-83
jimmy.larsson-hagberg@skb.se
ソース:Swedish Nuclear Fuel and Waste Management Company, SKB
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