AsiaNet 52436
共同JBN 0293 (2013.3.21)
【ジュネーブ2013年3月19日PRN=共同JBN】国際製薬団体連合会(IFPMA)と国際赤十字社・赤新月社連盟(IFRC)は19日、非感染性疾患(NCD)について提携関係を結んだと発表した。2年間にわたるこの提携は国家レベル、共同体レベルで健康的なライフスタイルの選択を促進する日常行動に基づくツールキット作成への両組織のサポートに関するものである。IFRCはボランティア・ネットワークと共同体ベースの専門知識を通じて世界の300万人がこのツールキットを利用できるようにする。
4大NCDである心臓血管病、がん、慢性呼吸器疾患、糖尿病は世界で5人中3人の死因であり、NCDに関連する死亡のうち80%は低、中所得国で生じている。
NCDの50%は避けることができるので、IFPMAとIFRCの提携は世界的にNCDと戦い、地元でこれらの疾患の影響を減らすIFRCの共同体関与をサポートする両組織の努力を強化する。2011年にNCDに関する行動の枠組みを発表して以来IFPMAは、NCDと戦うひとびとを助ける新たな道を発見するために一連の研究プロジェクト、健康教育構想を提供してきた。
IFPMAのエドアルド・ピサニ理事長は「NCDと戦うというIFRCとIFPMAの共通の目標をてこにすることによって、この新たな提携はこれらの病気との世界的な戦いに共同作用と創造性をもたらす」と語っている。
IFRCの中核的な力の1つは現場での作業を通じてよい健康状態を決定する基本的な社会、日常行動、環境面の要因に取り組む共同体ボランティアの能力にある。IFRCのベケレ・ゲレタ事務総長は「共通のリスク要因の除去によって日常行動を変えることで命を救うことができる。赤十字・赤新月のボランティアは共同体の各家を回って健康的なライフスタイルの促進に極めて重要な役割を果たしている。しかし、たこつぼにこもって働く公共分野あるいは民間分野のプレーヤー1人だけではNCDの挑戦に取り組むことはできない。NCDと戦うには多くの利害関係者によるソリューションが必要なのである」と述べている。
▽IFPMAについて
IFPMAは研究開発型医薬品会社を代表する、世界的な業界組織である。研究開発型医薬品会社の130万人の従業員は世界の患者の生活を改善する医薬品、ワクチンを研究、開発、提供している。ジュネーブに本部を置くIFPMAは国連と公式の関係があり、業界専門知識で世界の健康共同体が世界の健康を改善するソリューションを発見するのを助けることに貢献している。
ソース:The International Federation of Pharmaceutical Manufacturers & Associations (IFPMA)
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