◎ZigBee IPをTTC標準に採用 ジグビー・アライアンスとTTCが覚書調印

ジグビー・アライアンス

From: 共同通信PRワイヤー

2013-05-21 09:45

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
◎ZigBee IPをTTC標準に採用 ジグビー・アライアンスとTTCが覚書調印

AsiaNet 53014
共同JBN 0551 (2013.5.21)

【サンラモン(米カリフォルニア州)2013年5月21日PRN=共同JBN】エネルギー管理、商用、家庭用アプリケーション向け無線ソリューション規格を策定するグローバルな標準化団体であるジグビー・アライアンス(ZigBee、登録商標)と、情報通信技術(ITC)に関する日本の標準化組織である一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)は21日、両標準化組織の間で覚書に調印し、ZigBee IPをTTC標準規格の一つとして採用することで提携すると発表した。

 (Logo: (リンク ») )

この覚書はこのほど東京で、TTCの前田洋一専務理事とジグビー・アライアンスのボブ・ヘイル名誉会長兼チーフテクノロジストの間で調印された。

ジグビーは、オープンなグローバルスタンダードに基づく信頼できコスト効率に優れ、かつ低電力消費で無線ネットワーク接続された監視・制御製品を実現するために協力する企業で構成する団体である。TTCは、ICTのさまざまな分野にかかわる技術仕様を規定する「TTC標準」を作成、公表している。今回の覚書によると、ジグビーとTTCは、ZigBee Internet Protocol Standard(ZigBee IP)をTTC標準の一つとして採用するために協力することで合意した。

ZigBee IP仕様は、低電力消費で低コストのデバイスをコントロールする完全な無線メッシュネットワーク・ソリューションに基づくIPv6向けの最初のオープンスタンダードである。ZigBee IPの仕様はIEEE 802.15.4規格を拡充し、ネットワークおよびセキュリティー・レイヤーとアプリケーション・フレームワークを付加した。ZigBee IPはエンドツーエンドIPv6ネットワーキングを備えたスケーラブルなアーキテクチャーを提供し、中間ゲートウエーを必要とせずにインターネット・オブ・シングス(Internet of Things)の基盤を構築することができる。ZigBee IPは、6LoWPAN、IPv6、PANA、RPL、TCP、TLS、UDPなどの標準的なインターネット・プロトコルに基づくコスト効率とエネルギー効率に優れた無線メッシュネットワークを提供する。ZigBee IPはまた、TLS1.2プロトコルを使用する実証済みのエンドツーエンド・セキュリティー、AES-128-CCMアルゴリズムに基づくリンク・レイヤー・フレーム・セキュリティーに加え、標準X.509 v3認証とECC-256暗号スイートを使用する公開鍵インフラストラクチャーのサポート機能なども備えている。

覚書の調印を受けて、合意に基づく最初のTTC標準JJ-300.10「Home Network Communication Interface for ECHONET Lite(IEEE802.15.4/4e/4g@920MHz-band Wireless)」が公表された。

TTCの前田洋一専務理事は「ジグビーはすでに、M2Mコミュニケーションの有力なグローバル・オープンスタンダードである。ZigBee IPは、家庭、オフィス、産業で高まっているエネルギー管理システムとそれに付随するサービスの必要性にとって不可欠となるIPベースのモニタリングとコントロールの領域を拡大する。ZigBee IPをTTC標準に加えることによって、日本のホームネットワークおよび公益事業市場を促進することになる。システム全体としてのグローバルな相互運用性(インターオペラビリティー)がこの分野では極めて重要であり、TTCはジグビー・アライアンスやその他パートナーと一緒になって、今後の活動の中でこうしたシステムのデジュール標準化を目指していく」と語った。

ZigBee IPは、自立性と自己回復力を兼ね備えたメッシュネットワーキングであるZigBeeの伝統を引き継ぎ、世界中で利用できる2.4GHzの周波数と、日本で利用可能な920 MHzなど他の周波数のいずれでも堅ろうな通信を実現する。

ジグビー・アライアンスのトービン・リチャードソン会長兼最高経営責任者(CEO)は「日本は技術面で世界の最先端を行く経済大国であり、IoT(インターネット・オブ・シングス)のビジョン実現で重要な役割を果たすことになる。TTCは日本におけるICT標準の重要な策定および普及推進団体である。ZigBee IPをTTC標準にすることによって、日本でのジグビー規格の導入が拡大するとともにIoTの役割を推進することなる」と語った。

▽TTCについて
TTCは一般社団法人の標準化組織(SDO)で、日本だけでなく世界の多くの地域で利用されるICTのさまざまな分野の技術仕様を規定する「TTC標準」を作成、公表している。TTCはITU-T Recommendation A.5によって認定されたSDOであり、従ってITU-T RecommendationはTTC標準規格を含めることができる。TTCはまた、ITU-T およびその研究グループが研究にTTC標準を使用することができるという意味で、協力および情報交換のための組織としてITU-T Recommendation A.6でも認定されている。

▽優れたコントロールを実現するZigBeeの無線通信管理技術
ZigBeeは環境に優しいグローバルな無線規格を提供しており、それによって最も広範囲の製品がインテリジェントに結ばれ、利用者による優れたコントロールを実現している。ジグビー・アライアンスはオープンな非営利団体であり、約400社の加盟企業が革新的で信頼性が高く、使いやすいZigBee規格の開発に携わっている。ジグビー・アライアンスは、消費者、商用、産業の各分野に対する最先端の無線ネットワークによるセンシングおよびコントロール規格であるZigBeeが世界中で採用されるように努めている。詳しい情報はウェブサイト( (リンク ») )を参照。

ソース:ZigBee Alliance

▽問い合わせ先
Ravi Sharma
(ジグビー・アライアンス)
rsharma@zigbee.org
+1-925-275-6608

Traci Renner
(GolinHarris、ジグビー・アライアンス担当)
trenner@golinharris.com
+1-714-918-8226

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]