AsiaNet 53176
共同JBN 0619 (2013.5.28)
【ソウル2013年5月28日PRN=共同JBN】世界的なロジスティクス企業のPantos Logisticsは、そのグローバルな事業ネットワークを利用して韓国とタイが共催した国際災害救援訓練に参加し、競争力を示した。
Pantos Logisticsは、タイのチャアムで行われた第3回東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム災害救援演習(ARF DiREx)で5月7日に課せられた災害救援関係のロジスティクス任務を遂行した。これには演習最終段階の5月19日に援助提供国(韓国)から物資を輸送して提供したことが含まれている。国際災害救援ロジスティクス・システムは緊急救援物資を援助提供国から受け取ること、地元救援物資を被災地域に運ぶこと、(不必要になった)救援物資を援助提供国に戻すことの3段階で構成されている。
民間人、政府機関、軍人を含むこのARF DiREx国際演習は実地訓練演習(FTX)と調査、救助、医療サポートの机上演習(TTX)で構成され、アジア・太平洋の27カ国で災害が起きた場合に対応する能力を強化するのが目的。2009年に米国とフィリピンの間で初めて行われ、その後は2年に1回、複数国による演習として行われている。
ARF(ASEAN 地域フォーラム)はアジアと太平洋およびASEAN諸国と韓国、米国、日本を含む27カ国の対話と協力を通じて平和と安全保障を促進するために設立されたフォーラムである。
第3回ARF DiRExは韓国とタイの共同開催で、ASEAN諸国、米国、中国、日本を含む合計27カ国と6国際機関の1600人以上の災害救援専門家が参加した。韓国からは以下の政府機関がこの2年に1回の演習に参加した。外務省管轄下の韓国国際協力局(KOICA)、国防省、保健福祉省、国家緊急管理局、国家119救急サービス、国立医療センター-である。
2013年の多国籍演習中にPantos Logisticsは韓国提供の装置、物資、救援物資の輸送を通じて、タイ国内の地上輸送、港での物資の積み卸し、演習への要員の参加を含むサポートを提供してKOICAを支援した。Pantos Logisticsはタイで地元企業との協力ネットワークに細かい注意を払い、地元国が主催した初めての多国籍災害救援訓練演習で任務の遂行に貢献した。
このイベントについてのコメントで、Pantos Logisticsの関係者は「災害に対処するロジスティクス活動で最も重要な要素は素早く動くことである。わが社は世界で合計167のサブネットワークで構成されるロジスティクス・ネットワークを運用しているので、ARF DiRExで頻繁に変化する状況に対応し、タイなどの東南アジア諸国で運用する協力のネットワークを十分利用することができた。参加を通じて母国の国家的威信の強化に貢献できたのはうれしい」と語っている。
ソース:Pantos Logistics
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