産業医科大学
アスベスト被害防止のため国際機関認定の対策マニュアル完成
産業医科大学 環境疫学 高橋 謙教授は、国連の要請を受け、世界からアスベストの根絶を図るため、対策マニュアルを完成させました。
このマニュアルは、WHO(世界保健機構)とILO(国際労働機関)の助言も受けており、国際機関が認定する初めてのアスベストに関する総合的なマニュアルとなっています。
アスベスト使用は、日本では2012年に製造・使用が全面的に禁止され、世界の潮流は禁止に向かっていますが、世界全体では、使用率が増えている課題があり、問題視されています。
なお、高橋謙教授は、「アスベスト関連疾患のグローバルな解析と同疾患根絶に向けた国際協力」に対する功績が認められ、2011年度にアジアからは初の、フィンランド産業医学研究所の第9回ヨルマ・ランタネン賞(Jorma Rantanen Award, JR Award)を受賞しています。
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