AsiaNet 53333
共同JBN 0684 (2013.6.11)
【ロンドン2013年6月11日PRN=共同JBN】ウェブサイト (リンク ») で11日発表された「QSアジア大学ランキング」(QS University Rankings: Asia、 (リンク ») )の編さん担当者は、アジアの大学は20年以内に西欧の大学を追い抜く可能性があると予測している。
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香港科技大学(HKUST)が、ランキング2位を分け合ったシンガポール国立大学と香港大学を抜いて、ランキング1位になった。北京大学は順位を1つ上げ、同大としては最高順位の5位になった。
2013年QSアジア大学ランキングのトップ10
2013年 2012年 大学 国・地域
1 1 香港科技大学(HKUST) 香港
2= 2 シンガポール国立大学 シンガポール
2= 3 香港大学 香港
4 4 ソウル大学 韓国
5 6 北京大学 中国
6 7 韓国科学技術学院(KAIST) 韓国
7= 9 浦項工科大学(POSTECH) 韓国
7= 5 香港中文大学 香港
9 8 東京大学 日本
10= 10 京都大学 日本
10= 17 南洋理工大学 シンガポール
(c) QS Quacquarelli Symonds 2004-2013 (リンク »)
QS世界大学ランキング(QS World University Rankings、 (リンク ») )を編さんしたQS Intelligence Unit責任者のベン・ソウター氏は「アジアの高等教育は急速な変革を遂げている。シンガポール、香港、中国、韓国は世界のアカデミック・エリート校への進出で最先端に立っている」と指摘した。
同氏はまた「アジアの大学は世界の景気が後退して以降、世界トップ200で17%以上をすでに占めており、客観的に見て20年後には欧米の有力大学は追い抜かれる可能性がある」と語った。
QSアジア大学ランキングは、ランク入りしたアジアの大学で学習する留学生が2009年の17万5286人から2013年の25万5212人と、5年間で急増したことも示している。国際的な学部は2万1223から3万5677に増加した。
ソウター氏は「欧米の政府が財政的支援のレベルを維持しようと四苦八苦している間に、アジアの大学は世界最高の学部と学生を引き付ける能力を急速に身につけた」と語った。
アジア地域で急速な変化が起きていることは、1963年以降に創立された創立50年未満の大学をランク付けした補完的なランキング「QS Top 50 under 50(QS創立50年未満大学ランキング)」でも明らかである。アジアは世界のトップ6の新設大学の中で5校を占めており、これは世界の力の均衡が将来は西から東へと移行し再編成される前兆を示している。
(トップ10)
2012年
順位 世界順位 大学 国・地域
1 33 香港科技大学(HKUST) 香港
2 47 南洋理工大学 シンガポール
3 58 ウォーウィック大学 英国
4 63 韓国科学技術学院(KAIST) 韓国
5 95= 香港城市大学 香港
6 97 浦項工科大学(POSTECH) 韓国
7 107 マーストリヒト大学 オランダ
8 155 カリフォルニア大学アーバイン校 米国
9 159 香港理工大学 香港
10 163 ランカスター大学 英国
ソース:QS Quacquarelli Symonds
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